今朝(2月23日朝)6時のNHKニュースが衝撃的なニュースを流した。
それを聞いた私は、他のテーマを差し替えて、真っ先にこれを書いている。
それほど衝撃的なニュースだったからだ。
どういうニュースか。
それは、クルーズ下船を遅らせろと日本政府に命じたのは米国政府だったというニュースだ。
NHKは、今度のコロナウィルス対策に関する日米両政府の交渉記録を入手したと言う。
その記録によれば、日米両政府はコロナウィルス発生直後から何度も交渉してきたという。
その交渉の過程で、日本政府はクルーズ船乗客の早期下船を提案したのに対し、感染拡大をおそれた米国がこれを拒否したというものだ。
このニュースのどこが衝撃的か。
いま安倍政権はコロナウィルス対策で批判されている。
その一つがクルーズ船乗客の下船を遅らせ、感染を拡大した事だ。
しかし、それは米国政府の命令だったということがわかったのだ。
私の最大の関心事は、なぜこのようなスクープ報道をNHKがこのタイミングで行ったかだ。
日米の交渉記録は、いくらNHKでもそう簡単に手に入るものではない。
これは政府関係者がNHKにリークしたのだ。
悪いのは安倍政権ではない。
米国政府だ。
そう日本国民に知らせたかったのだ。
それが、安倍政権を擁護するための目的だったのか、それとも、日本は何をするにしても米国の意向を最優先し、結果的に日本が犠牲になるという、対米従属批判なのか、それはわからない。
しかし、明らかにきょう午前6時のNHKのスクープ報道には裏がある。
はたしてメディアはこのNHKのスクープニュースの真意を調査報道してくれるだろうか。
これほどのスクープ報道であるにも関わらず、もしどのメディアもまったく報じないならば、これはNHKが安倍政権から頼まれて流した安倍政権擁護のやらせニュースだったと言う事になる。
いずれにしても政局を動かす大ニュースだ。
国会で真相解明がなされなければいけない(了)
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