中村医師の突然の銃撃死の報に接し、心底、衝撃を受けた。
今の日本でこの人ほど立派な人はいないと思うぐらい立派な人だった。
憲法9条の精神をもっともよく体現した人だった。
さすがの安倍首相も記者に聞かれてこう答えている。
「中村さんは命がけでさまざまな業績を上げ、アフガンの人々から大変な感謝を受けていた。このような形でお亡くなりになり、本当にショックだ」と(4日、首相官邸で記者団の質問に答えて)
いつもはウソばかりつく安倍首相だが、この言葉にいつわりはないだろう。
ならば安倍首相は今からでも遅くない。
中村医師の銃撃死について首相声明もしくは首相談話を世界に向けて発表すべきだ。
中村医師の功績を世界に伝えるとともに、中村医師を銃撃した者たちを、日本は国を挙げて許さないと怒りをぶつけるのだ。
そして、願わくば、いますぐ閣議を開いて中村医師への国民栄誉賞の授与を首相の決断で決めるべきだ。
反対する国民はいないだろう。
確かに憲法9条の化身であるような中村医師は、憲法9条を否定する安倍首相とは対極的だ。
しかし中村医師は決して政治的ではなかった。
野党のように安倍首相を批判することはなかった。
だから、安倍首相は中村医師の業績を素直に称えられるはずだ。
繰り返していう。
いまからでも遅くない。
たとえ野党から政治的パフォーマンスと批判されても、いまこそ安倍首相は首相声明を出して中村医師を称え、その中村医師を理不尽な死に追いやった銃撃犯を日本人の敵だと厳しく糾弾すべきだ。
そして願わくば中村医師に国民栄誉賞を授与すべきだ。
それが非業の死を遂げた中村医師へのせめてものい弔いであると思う。
合掌
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