たったいま、この発言を聞いて、これでは野党は今の政局で安倍首相に勝てるはずがないと思った。
早朝5時半から始まったTBSの上田晋也のサタデージャーナルの冒頭で、玉木雄一郎国民民主党代表が、党首討論の前に質問のすり合わせをしましたかと、若い女性のゲストに聞かれ、あっさりと答えた。
電話で枝野さんと(この問題は聞きますか)と話したと。
なんという軽率な発言だろう。
周到な打ち合わせなど、まるでやらなかった事を認めたようなものだ。
党首が電話で話して終わるようなものではないだろう。
もし本気で野党が党首討論で安倍首相を追い込む覚悟があるなら、各党が党をあげて鳩首協議し、質問事項を役割分担し、そして限られた時間を効率的に使って安倍首相を追い込むべく準備すべきはずだ。
しかし、まったくそれをやらなかったのだ。
よほど枝野立憲民主党と玉木国民民主党の関係が冷え切っているということだ。
そして玉木氏は解散・衆院選が行われたらどうするかとの問いに対し、これ以上ない正直な答えを国民の前で口走った。
空白区が多くあると。
今解散・総選挙をやられたら不戦敗だと。
こんな発言をするようではおしまいだ。
当然のことながら、安倍首相はあらゆる調査を使って野党の現状をつかんでいる。
党首討論が不毛に終わるはずだ。
今度の選挙が盛り上がらないはずだ。
政治が全く機能していないということだ。
参院選が終わっても、国民の政治不信はさらに高まるだろう。
こんな政党や政治家が本当に必要なのだろうか(了)
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