ロシアのプーチン大統領は6日、サンクトペテルブルグで外国メディアと会見し、その場で再び繰り返した。
日本が日米同盟を維持する限り日本との平和条約締結はあり得ないと。
しかも、陸上イージスの配備に言及し、それがロシアへの敵対行為だと言って日米同盟に反対した。
さらに辺野古移設に言及し、住民の反対を押し切ってまで強行する安倍政権を主権がないのかと批判した。
これらプーチン大統領の挑発は今回が初めてではない。
しかし、今回の発言は、タイミング的に最も強烈な安倍首相に対する警告だ。
トランプ大統領の国賓訪日で安倍首相はかつてないほど対米従属ぶりを内外に示した。
米中対立がますます激しさを増す中で、プーチン大統領は習近平主席と結束を固めている。
一帯一路への協力で一致し、米国との核兵器競争で連携を強化する。
そんな中で安倍首相は沈黙を守るしかない。
習近平主席の中国とは関係改善を望み、プーチン大統領のロシアとは北方領土交渉をあきらめるわけにはいかないからだ。
安倍首相はいっそ小泉純一郎元首相のように開き直ったらどうか。
米国との関係さえ良ければそれで日本はいいのだと。
たとえ中国やロシアとの関係が良くても、米国との関係が悪くなれば、元も子もなくなるのだと。
もちろんこんなことを公言した小泉純一郎元首相は外交失格だ。
しかし、皆にいい顔をしようとして沈黙するしかない安倍首相は小泉首相以下である。
安倍首相が首相を続ける限り、日本が国際的に評価される時は来ない(了)
Comment On Facebook