もはや国会は政局一色だから、与党も野党も審議どころではない。
しかし野党はきょう6月3日の毎日新聞の一面トップのスクープ記事だけは取り上げたほうがいい。
安倍首相を追いつめる事が出来る格好の記事だからだ。
その記事は、公文書記録のガイドラインに反して首相官邸が内部打ち合わせの記録を一切作成していない事が、情報公開法に基づく毎日新聞の調査で判明したというスクープ記事だ。
まさか安倍首相が、「記録を残すな」と指示したはずはない。
もしそうなら内閣総辞職ものだ。
だからこれは各省が忖度して面談記録などを残さないようにしたのだ。
モリカケ疑惑の追及に凝りてそうしたのだ。
なんと災害対策の議論を含め。一切の記録を残さないようになったという。
これは国家の存亡に関わる大問題だ。
だから野党は安倍首相の責任を追及すべきだ。
モリカケの疑惑を招いた安倍首相がここまで官僚をダメにしたのだと。
安倍首相は気色ばんで、そんなことはあり得ない!と否定するに違いない。
そうしたら、すかさずこう迫るのだ。
それでは安倍首相の一言で、今後は首相の面談を含め一切の記録を残すように、官邸官僚はもとより、すべての官僚たちに命令するようこの場で約束しろと迫るのだ。
毎日新聞もそう書いている。
「国民の代表である首相の面談記録は国の歴史の記録でもある」と。
「もはや首相が記録作成を指示するしかない」と。
その通りだ。
安倍首相は野党の要求を拒否できないだろう。
もし拒否すれば、モリカケ疑惑を自ら認めるようなものだからだ。
だから安倍首相はそうすると約束するしかない。
野党が今度の国会で、唯一まともな成果を残す事が出来る。
選挙前にはいい宣伝になる。
野党はきょう6月3日の毎日新聞の一面トップの記事を残る国会で是非とも取り上げるべきである(了)
Comment On Facebook