安倍首相との距離に関して、私は、上皇と比べ新天皇に、即位以来危ういものを感じて来た。
即位のおことばの中で、護憲に言及された部分に力強さが感じられなかったのも、そうだ。
そして、その危惧は、今回のトランプ国賓に見せた新天皇の言動で現実のものとなった。
日米友好に言及するのはいい。
しかし、まるで安倍首相の代弁者のごとく米国の重要性をくり返した。
そして、それはまさしく安倍首相の思惑通りだったのではないか。
このことを、きょうの毎日新聞が、こう書いている。
・・・政府がトランプ氏を令和初の国賓で招いたのは、令和時代も日米同盟をアピールしつつ、貿易交渉などで予測不能な言動をしかねないトランプ氏をつなぎ留めるため。「皇室外交」の政治的効果を狙ったといえる・・・と。
おそらく安倍首相は今後も天皇陛下を政治利用し続けるだろう。
安倍首相の改憲志向を抑止した上皇と違って、新天皇は安倍首相の意向に従う事になるだろう。
だからこそ、令和には、新党憲法9条が必要なのである。
憲法9条は、日米同盟はもとより、天皇よりも上に立つこの国の最高の国是である。
そう訴える新党憲法9条を日本の政治の中に誕生させなくてはいけない(了)
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