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新元号の時代の日本に匙を投げた河野洋平のふがいなさ

 このところ、日本の政治の将来に関するニュースは暗いものばかりだ。

 これから書くこともその一つである。

 きょう3月5日の朝日新聞が、平成を振り返り、新時代を見通す、河野洋平元自民党総裁のインタビュー記事を大きく掲載した。

 そこで河野洋平は次のように語っている。

 平成の時代を振り返ると、それは踊り場の時代だったと。

 すなわち、戦後50年以降、どちらに進むかを考えて、向きを変えたり、足踏みした時代だったと。

 そこまではいい。

 その通りだ。

 私が残念に思ったのは、次の時代について語ったところだ。

 すなわち河野洋平はこう語っている。

 次の時代を一言で語れば、「坂道」でしょうか。無責任な言い方をすれば、次の時代は「下り坂」かも知れないけど、それでは身もふたもないから坂道。石ころだらけの厳しい上り坂を、足元を確かめながら上がっていけるかどうか。大変な事だと思いますが、上がっていく気概を次の世代を担う方々にはぜひ持っていただきたいですね、と。

 まるでに匙を投げたごとくだ。

 無責任の極みだ。

 ここまで分かってるなら、なぜいま行動を起こさないのか。

 いまある政治は過去の政治家たちの政争のツケである。

 そのすべてを見て来た河野洋平こそ、行動を起こすべきだ。

 そして、その時は今しかない(了)

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