このところプーチン大統領の積極的な対北朝鮮外交が目立つ。
そのことをきょう10月12日の共同通信が教えてくれた。
つい最近、中露北朝鮮の三か国が協議し、北朝鮮に対する国連の制裁を緩和すべきだとの共同声明を発表した事があった。
この三カ国協議はロシアが呼びかけたものだったというのだ。
トランプとのこれ以上の関係悪化をためらう習近平が、対北朝鮮支援に及び腰である隙をついて、北朝鮮を積極的に支援して、金正恩の歓心を買おうとしているというのだ。
そして、ついにプーチン大統領と金正恩委員長の初会談が急浮上しているという。
すなわち、米朝首脳会談が11月6日の米国中間選挙以降になる見通しになった。
それにともなって、金正恩委員長の訪ロが近く行われる可能性が出て来たというのだ。
もちろん、プーチン大統領が金正恩委員長に訪ロを要請しているのだ。
どうやら安倍首相は北方領土問題だけでなく、対北朝鮮外交においてもプーチン大統領に出し抜かれそうだ。
いうまでもなく、朝鮮半島をめぐる和平と非核化に関するこれまでの首脳外交では、米中韓北朝鮮の4首脳が主役で、おいてけぼりを食らっていたのはプーチン大統領と安倍首相であった。
そしてついにプーチン大統領が前面に出ようとしているのだ。
金正恩委員長との首脳会談でも先を越されるのだ。
みているがいい。
そのうちプーチン大統領は日本だけ外した5カ国協議を提唱してくるだろう。
これは安倍首相にとって悪夢だ。
プーチン大統領がこんな事を言い出すようでは、シンゾー・ウラジミールの友好関係は本物ではなかったということだ。
北方領土の返還など夢のまた夢である(了)
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