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もはや回数だけしか誇るものがなくなった安倍首相の対ロ首脳外交

 最近の私の書くものは、どうも安倍外交批判ばかりになってしまうのだが仕方がない。

 外交は私の専門分野だからだ。

 そして安倍外交の出来の悪さがあまりにも目立つからだ。

 きょう10月12日の読売新聞が一面で書いた。

 日露両政府は安倍首相とプーチン大統領の次回首脳会談を11月中旬にシンガポールで開かれる東アジア首脳会議に合わせて行う方向で調整に入ったと。

 通算で24回目になるという。

 このあいだウラジオストックで行った首脳会談が22回目だったはずだ。

 なぜ今度が24回目なのか。

 そう思って気づいた。

 そういえば、国連総会でニューヨークへ行った際に23回目の首脳会談をしていたのだ。

 それにしても、何を話し合うのか。

 読売新聞のその記事は、プーチン大統領の言い出した「前提条件なしで日露平和条約の年内締結」の扱いが焦点になるという。

 日本側としては、プーチン提案の真意や、北方領土問題の進展につながる可能性があるかどうかを見極めたいという。

 いまごろ何を寝ぼけた事を言っているのだろう。

 だったらなぜあの時安倍首相はプーチン大統領に沈黙したままだったのか。

 なぜ即座にその提案の真意を質さなかったのか。

 これでは、何度首脳会談をくり返しても無意味だ。

 その読売新聞はこう付け足している。

 「さらに、11月30日ー12月1日にアルゼンチンのブエノスアイレスで開催される主要20カ国・地域首脳会議も利用し、もう一度日露首脳会談を実現する方向で調整している」と。

 さすがの読売新聞も書かなかったが、私が書く。

 それが実現すれば25回目となる。

 もはや回数を重ねる事だけしか意味のない安倍・プーチン首脳会談に成り下がってしまったわけだ。

 ついでに言えば、よくもここまで頻繁に外遊できるものだ。

 世界を飛び回るしか意味のない安倍地球儀俯瞰外交である(了)

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