自民党総裁選と沖縄知事選で、安倍首相は立て続けに二度負けた。
三度目は来年夏の参院選だ。
もし安倍首相がこのまま改憲と消費税10%導入に踏み切れば、どう考えても参院選で負ける。
はたして安倍首相はあきらめるのか。
それとも自滅覚悟で強行するのか。
憲法改憲は譲れないかもしれない。
しかし、安倍首相はもともと消費税増税には反対だ。
だから消費税増税の再々延長は十分あり得る。
そしてその口実を私はきょうの新聞で見つけた。
日銀が1日に発表した企業短期経済観測調査(短観)では、米中貿易戦争と相次ぐ災害のあおりで景況感が3期連続悪化したという。
災害は予測不可能だが、米中関係悪化は見通せる。
もしこのまま米中関係が悪化すれば、間違いなく世界経済に悪影響を与える。
下手をすればリーマンショックに相当するほどの悪影響になる。
これこそが安倍首相が消費税増税延期に使った口実だ。
そうなのだ。
米中貿易戦争の長期化こそ、消費税増税の再々延期の口実で決まりだ。
うまくできている。
転んでもただでは終わらない安倍首相というわけだ(了)
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