私はレバノン大使をしていた時、河野太郎という政治家の世話をしたことがあった。
その時の体験から、河野太郎という政治家のダメさ加減を肌で知った。
その河野太郎が外相になった時、日本外交も相変わらず期待できないと思ったものだ。
やはりというか、思っていた以上のダメぶりを露呈しまくっている。
その河野太郎が8日、アセアンや英国、スイスの政府代表らが出席した会合で講演したらしい。
きょう3月9日の共同が小さく報じた。
そこで河野外相は何と語ったか。
トランプ米政権が鉄鋼とアルミの輸入制限を打ち出す中で、自由貿易推進の重要性を訴えたというのだ。
自由で公正なルールに基づく貿易と投資が経済成長と雇用創出の原動力だ、と高説を垂れたというのだ。
アセアンや英国、スイスの代表らを前にしてそんな事を言ってどうする。
それを言うなら、トランプの前で言ってみろ。
そう叫ばざるを得なかった河野太郎外相の講演記事である(了)
彼は典型的な日本人。つまり「虎の威を借る狐」という性格。狐はご主人様の虎に対して口が裂けても文句を言うことなど出来ないのです。こんな大臣ばっかりで、政治がまともに機能しない。そんな政治に怒る人が極めて少ない「羊」ばかりの日本なんです。