安倍晋三・昭恵夫人がタラップの上から手を振っている姿がテレビで映し出された。
それを見ておやっと思った。
今度の外遊は国連総会に出席するためだ。
ひたすら北朝鮮を批判し、返す刀で中国に法の支配を守れと演説するための外遊だ。
演説の合間には、これまた日米韓首脳会談で北朝鮮に対する強硬一点張りの話に終始するらしい。
夫人を同行するような外遊ではない。
ただでさえ昭恵夫人は安倍外遊に同行しないことがしばしばだ。
なぜ今度の国連総会出席に昭恵夫人は同行するのだろう。
ひょっとしてこのまま二人は高跳びして日本に帰ってこないのではないか。
もちろん、そんな馬鹿な事はない。
しかし、そう思わせるに十分な唐突な解散・総選挙である。
この唐突な解散・総選挙が、森友・加計疑惑隠しであることはもはやあらゆるメディアが書いている。
野党もこぞって敵前逃亡だと批判している。
その通りである。
しかし、厳密に言えば、今度の解散・総選挙はズバリ、「昭恵隠し」なのである。
昭恵夫人と言えば、森友学園の名誉園長として深くかかわった疑惑が指摘されている。
しかし、本当は昭恵夫人は加計学園疑惑に森友学園以上に深くかかわっているのだ。
その事を発売中のサンデー毎日が特集記事「加計学園を覆う5つの不可解」の中で教えてくれている。
そういえばあの森友学園の理事長であった籠池氏も語っていた。
政府の補助を得たいなら加計学園を見習ったらどうかと昭恵夫人から助言を得たと。
そうなのだ。
森友・加計疑惑に共通したキーマンは昭恵夫人なのである。
解散・総選挙は10月22日に終わる。
その結果がどうであれ、野党は選挙後の国会で、真っ先に森友・加計疑惑問題を取り上げ、白黒つけるべきだ。
いや、絶対にそうしなければいけない。
そして、白黒つけるために、何としてでも今度こそ、昭恵夫人の国会招致を実現して、森友・加計疑惑の真実を国民に明らかにしなければいけない。
その時こそ安倍首相が逃げられない時だ。
内閣総辞職せざるを得なくなる。
再び解散・総選挙になる。
それがわかっているから、安倍夫妻は日本に帰ってこないのではないか。
私が、「国外逃亡に見えてしまう安倍夫妻のニューヨーク出発」と書いた理由がそこにある(了)
「対話呼び掛けは無駄骨」=安倍首相、北朝鮮制裁で団結訴え=時事ドットコム
ニューヨークタイムズに安倍首相が寄稿した。あ~~日本人として恥ずかしい!
臨時国会で黒川敦彦https://www.youtube.com/watch?v=DX45DvVbX30を参考人招致すべし