きょう7月7日の各紙が、安倍首相とEU首脳が満面の笑みをたたえた写真入りで一斉に大きく報じている。
日欧経済連携協定(EPA)大枠合意のことだ。
それにしても、ワインとチーズ、チョコレートの関税引き下げくらいで、なぜここまで大騒ぎするのか。
その答えを、東京新聞が見事に教えてくれている。
これは内政失点の巻き返しを狙う安倍首相と、トランプの保護主義をけん制するEU首脳の思惑が、見事に一致した演出だと。
そう思って各紙の記事をよく読んでみると、産経新聞が書いていた。
紛争処理手続きなど、調整が難しいテーマは先送りされたと。
28カ国の承認が必要となるEU側の域内手続きは難航必至だと。
「大枠合意」となったのは、最後まで折り合いがつかない項目が残ったためだと。
いつも立場が真逆の東京新聞と産経新聞に、ともにパフォーマンスだと見抜いている。
安倍首相が自分の手柄のように大騒ぎして宣伝する外交成果は、いつもこれである(了)
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