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麻生財務相のゴルフ会員権購入と稲田防衛相の株売買

 突然、麻生財務大臣のゴルフ会員権購入問題がメディアに流され、麻生大臣があっさりこれを認めて謝罪し、このニュースはこれっきりで終わった。

 おりから麻生財務相の安倍おろしの動きが政治ゴシップとして報じられるようになった。

 もしこのニュースが、官邸による麻生けん制のなせるわざであれば、麻生財務相は怒り心頭だろう。

 黙って泣き寝入りはしないだろう。

 麻生財務大臣が反撃するとすれば、稲田防衛相の株売買のニュースを書かせるはずだ。

 麻生財務大臣のゴルフ会員権購入がニュースになった理由は、2001年に出来た大臣規範のためだ。

 その規範によれば、大臣はゴルフ会員権の購入をしてはいけない事になっているらしい。

 しかし大臣規範では、同時に大臣の株式売買も禁じられているという。

 そして稲田防衛相は多数の株をいまでも保有して売買している。

 この事は、すでにこれまで何度も報じられ周知の事実だ。

 稲田防衛相の株式売買のたちの悪さは、麻生財務大臣のゴルフ会員権購入の比ではない。

 インサイダー疑惑のおそれすらある。

 もし麻生財務相の安倍おろしが本物で、それをけん制するために官邸側が麻生財務大臣のゴルフ会員権購入をリークしたなら、麻生財務相の対抗措置は、稲田防衛相の株式売買を騒ぎ立てることだとう。

 果たして稲田防衛相の株式売買がニュースを賑わす事になるのか。

 もし、そうならないなら、安倍・麻生の対立は、根拠のないうわさでしかないということだ。

 あるいは、いま麻生財務相が安倍首相と喧嘩しても勝ち目はない、そう見極めて麻生大臣が泣き寝入りしたと言う事である(了)

 

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