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安倍「忖度」政権の息の根を止める山口記者暴行隠ぺい疑惑

 私は毎朝午前4時ごろに起きてテレビの早朝ニュースを見るのだが、今朝の日本テレビを見て、腰を抜かさんばかりに驚いた。

 田崎史郎と並んで、いまや安倍首相の御用ジャーナリストの双璧である、あの山口敬之の暴行疑惑の犠牲者の女性(詩織さん)が、きのう5月29日、都内で記者会見を開き、暴行容疑が不起訴になった事を不服として東京検察審査会に不服を申し立てたというのだ。

 私が驚いたのは、犠牲者が記者会見を開いたという事実もさることながら、それを報じた日本テレビと、その報道ぶりだ。

 事の経緯を詳細に報じ、山口氏と詩織さんのメールのやりとりまで映像で流し、そして、いったんは逮捕直前まで行ったのに、警察・検察の上層部の判断で握りつぶされたと言わんばかりの報道をした。

 まさに安倍首相の意向を「忖度して」、黒を白にしたと言わんばかりの報道だった。

 森友疑惑で表面化した忖度政治による行政のゆがみが、加計疑惑でさらに深まった。

 そんな中で暴行事件まで安倍首相の圧力で歪められたとしたら、もう安倍 「忖度」政権は持たない。

 全ての女性を敵に回す事になるからだ。

 山口記者暴行事件隠ぺい疑惑に火がつけば、こんどこそ安倍暴政は終わる。

 そして今朝の日本テレビが既に火をつけてしまった。

 他のメディアがいくら忖度して流さない、書かない、としても、もう手遅れだ。

 山口記者暴行事件疑惑は、加計疑惑さえ吹っ飛ばす一大スキャンダルになるだろう。

 今年の夏は暑く、長い夏になりそうだ(了)

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