安倍政権に不都合な事が起きるたびに北朝鮮がミサイル発射する。
あまりにも出来過ぎた話だ。
さては安倍政権と北朝鮮は結託しているのか。
もちろんそんなことはない。
しかし、安倍政権が北朝鮮の危機を煽って国内問題から目をそらそうとしている事は間違いない。
その動かぬ証拠が、日本がマレーシアに対して金正男の指紋を提供していたと言う驚きの報道だ。
すなわち3月13日の東京新聞と毎日新聞がスクープ報道し、翌日の各紙が後追いで書いた。
すなわち、北朝鮮の金正男暗殺事件に関し、日本政府が、2001年に金正男氏が日本に不法入国しようとした時に指紋を採取しており、そのデータを今度の事件でマレー者側に渡していたことが関係者の話で分かったというのだ。
これは物凄いスクープである。
しかし政府関係者が意図して流した節がある。
その証拠に、機密が漏洩したら犯人探しに躍起になる安倍・菅コンビがこの報道は黙って見過ごしている。
今度の事件については、いつまでたっても北朝鮮とマレーシアの間で批判の応酬となっている中で、早々と日本の貴重なデータをマレーシア側に提供し、被害者が本物の金正男であることを明らかにし、北朝鮮の嘘を暴く。
そうして世界から北朝鮮を孤立化させ、追い込まれた北朝鮮の危機を煽って中国のけん制と日米同盟強化と、日本の核ミサイル防衛強化を図る。
いかにも安倍政権のやりそうなことだ。
北朝鮮が安倍首相と結託していることは考えられないが、安倍政権が北朝鮮の危機を煽って、それを利用していることは間違いないということだ(了)
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老婆心ながら少し心配しています。以前、小林節氏が出馬した際、私は同氏を支持してはいましたが、悩んだ末、別の野党に投票しました。それは、無節操な安倍政治を止める為に僅かでも有効な票にしたかったからです。
それはともかく、最近メディアは米国トランプ政権による北朝鮮の軍事攻撃を微妙に示唆している。すぐ起こるわけではないだろうが、しかしメディアは同時に日本人拉致被害者がその攻撃の巻き添えになる可能性も報じなくては不誠実であろう。もし安倍氏が自身の言葉通りに誠実なら、米国による北朝鮮の攻撃が民間人を巻き込む可能性のあるものであるのなら身を挺してでも阻止しなければならない。しかしそんなことはしないような気がする。せいぜい米国に対して公式には事前通告してくれるなと裏工作するくらいか。軍事攻撃の可能性は確かに低いが、一旦、悲惨な事態になり、拉致被害者が死亡したなんてことになれば米国から事前通告が無かったことについて何のための六ヶ国協議参加国か、何のための集団的自衛権、何のための特定秘密保護法かと批判が起きるだろうが、安倍氏は無かったものは無かった、知らぬ存ぜぬで通すだろう。裏で事前通告があったのではないかと取材するメディアに対しては特定秘密保護法違反をちらつかせて黙らせるだろう。
伝手があるのでしたら拉致被害者の会と話し合われてはいかがでしょうか。憲法九条を守ることが拉致被害者を守ることにもなるのですから。