大使館や総領事館の前に設置された慰安婦像は、今後の進展いかんでは、ウィーン条約違反であると言う理由で撤去されるかもしれない。
しかし、慰安婦像をすべて撤去させることは、もはや完全に出来なくなった。
それどころか、どんどん増えつつある。
そして、なんと公共造形物指定の動きさえ出て来たというのだ(3月9日産経)
こうなれば慰安婦像は未来永劫存在し続ける。
なぜこんなことになってしまったのか。
それは安倍政権が間違った歴史認識に固執し、慰安婦強制を否定し、謝罪と国家補償を拒否し続けたからだ。
もし安倍政権が正しい歴史認識を持ち、日本政府として謝罪し、政府による賠償に応じたなら、日本は堂々と慰安婦像の撤回を要求し、韓国政府も国民もそれに応じたに違いない。応じなければ、逆に韓国の方が和解を拒否したとして国際批判を受けるだろう。
左翼的な意見を持つ者の中には、日本の犯した誤りを忘れないためにも、慰安婦像は未来永劫存続した方がいいと主張する者がいる事を、私は知っている。
しかし私はこの考えには賛成しない。
きっぱりと過去の過ちを清算し、未来の世代には負の遺産を残さない事が我々の責任だと思う。
安倍首相はそれが出来なかったのだ。
このままでは、安倍首相は日本の歴史に大きな禍根を残す噴飯物の首相として歴史に刻まれると私は思う(了)
一昨年末の日韓合意がまるで無かったかのような話になってますね。そもそも、謝罪や賠償をすると、韓国政府や韓国の民間団体は「謝ったのは罪を認めた証拠」という理屈でさらに攻撃してきます。アメリカの慰安婦決議案も正にその理屈で河野談話を利用され採択されてしまいました。
<それは安倍政権が間違った歴史認識に固執し、慰安婦強制を否定し、謝罪と国家補償を拒否し続けたからだ。>
< もし安倍政権が正しい歴史認識を持ち>、
< きっぱりと過去の過ちを清算し>
と天木氏は主張されていますが 、
この様な事はアベでなくても、現在の日本の政治家にはできるはずはありません。
理由は、この様な事を行ったら 、戦前の権力者が支配している、現在の日本の国家体制が成り立ちません。
理由は、敗戦時に、戦前の権力者が彼ら自身を、戦争責任から守るために、マッカーサーが赴任する前に、戦争責任に関する政府や軍等が保持する、関係証拠書類等を焼却処分することを全国の各官庁や外国に駐留する軍を含め軍全体等に命令し、関係証拠書類等を焼却させ、戦争犯罪関係の証拠を隠滅したので、現在まで日本の戦争責任を真に認めずに済んでいます。
天木氏の主張する、この様な行為をすれば、今まで上辺だけで済んでいる謝罪のみで、真の謝罪もせずにうまく行っているのに、全て水の泡と成るのではないですか。全く不可能な主張です。
正に、この様な事をすれば、其れこそ国家の体制が持ちません。
以上