国会は森友問題ばかりに関心が集中しているが、その陰に隠れてとんでもない答弁が行われている。
すなわち安倍首相はきのう3月2日の参院予算委員会で、改憲志向の日本維新の会の片山虎之助議員の誘導質問に答える形で、防衛費について次のように語ったというのだ。
「アジア太平洋地域の安全保障環境を勘案し、財政状況もあるなかで、効率的に我が国を守るために必要な予算を確保する考えだ」と。
これが財政赤字でも防衛費は増額すると言っているのだ。
そして、そう言った後で次のように答えたという。
「国内総生産(GNP)1%以内に抑える考えはない」と。
これは聞き捨てならない国会答弁だ。
日本政府が防衛費をGNP日1%枠内とすることを決定したのは1976年の閣議決定だった。
その後中曽根首相は1987年度予算作成時に1%枠を外し、1%を超える予算が組まれた時もあった。
米軍経費負担を含めたり、補正予算を合わせたら、すでに1%枠は超えている。
しかし、予算案を決める前から「1%以内に抑える考え方はない」と、明言した首相は安倍首相がはじめ
てだ。
これはこれからは防衛費は1%を超えると決意表明したのと同じだ。
しかし、安部首相がこんな開き直った発言をしたというのに、国会は黙ったままだ。
私が森友学園問題で野党を応援するのは、何としてでも安倍政権を倒し、安倍暴政をストップさせたいからだ。
もし野党がここで安倍首相を退陣させることが出来なければ、安倍首相は勢いづいて、その暴政を一気に加速させるだろう。
そうなったら野党の反対など一蹴されるだろう。
追い込まれているのは野党の方である(了)
先の大戦の歴史を歪曲し、謙虚な反省もなし、国民に印象操作といえる仮想敵国感情を煽り、軍事力増大が抑止力だと思い込ませ、国家間にとって大事な外交努力もせず、日本の憲法を遵守せず、米国と密約を結びながら、軍事作戦の可能性まで視野に入れている政権なんて、絶対に許してはいけないのです。
どんなに軍事費を増やしたところで、高い軍需装備品を買わされ、日本全体が米国の基地になるばかりです。北朝鮮問題では、米国は同盟国とともに軍事作戦の可能性もあることの話し合いをもっていると、ウォールストリートジャーナルが報道しています。
自衛隊が米国と上陸作戦の演習を深めているなかで、中国の牽制も多くなります。日本が防衛通信衛星を打ち上げれば、性能を確かめるのかロシアの領空侵犯がありました。
そして、むなしい最先端戦闘機等の競争になります。使ったらこの世の終わりのものをどんどん作っても、国民は潤いません。争いもなくなりません。
日本人の多くは、平和を希求する心があります。普通の家庭では、子供にどんな国の人とも仲良くと教えます、憲法9条という強い味方もあるのです。世界が混迷する時代にこそ、憲法9条の精神が必要なのです。
武器よりも憲法9条は強し!!
追加 本日、GPIFが2016年10月から12月まで公的年金の運用益が10兆5千万あったと何度も報道していましたが、これこそ株高と円安ですから、その前のマイナス運用だった時には騒ぐなと言い張っていたものです。海外投資会社ですら、この年金の運用は収益向上を目指して、リスクを取れば、実際には逆の結果に終わる可能性もあることを指摘しています。
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