今朝の読売テレビを観て驚いた。
安倍首相がトランプ大統領と二人だけで話し合う事が、いかに危険であるかを見事に証明してくれた画像が流されたのだ。
それは首脳会談の冒頭の光景だ。
写真取りのため、日本人記者がトランプ大統領にこっちを向いてくださいと語った。
日本語のわからないトランプ大統領は安倍首相に、「今何と言ったのか」と問いかけた。
安倍首相は何と言ったか。
「LOOK AT ME」と 答えたのだ。
これを聞いたトランプ大統領は、笑顔で安倍首相の方を見て手を握った。
安倍首相に他意は全くなかったに違いない。
とっさの質問に、正しく英語で答えられなかっただけだ。
正しくは、記者の方に向かって、つまりカメラの方に向かって欲しいと言っていた、と言うべきところを、記者の言葉をそのまま訳したために、私の方に向いてくれ、となったのだ。
トランプ大統領は当然のことながら安倍首相に向かって笑顔を振りまいた。
私が驚いたのは、このような醜態を読売テレビがわざわざ解説付きで教えてくれた事だ。
こんな事は、テレビの画像を見ているだけではまったくわからなかった。
しかし、わざわざ読売テレビは英字のテロップを流し、この言い間違いを解説してみせたのだ。
読売テレビの意図は私にはわからない。
他のテレビ局がこの事をどう放映したかは知らない。
しかし、はっきりした事が一つある。
安倍首相がトランプ大統領と緊密になって二人だけで話し合う事の危険性だ。
カメラの方か、自分の方か、の間違いなら笑って済ますことは出来る。
しかし、それが経済や外交・安保の交渉事なら笑い話では済まない。
安倍首相に国の大事を任せるわけにはいかない。
今度の安倍・トランプ会談については、何を約束させられてきたか、あまりにも不安だ。
その事を教えてくれた早朝の読売テレビのニュースである(了)
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