今度の国会で最大の問題は何か。
それは、トランプの米国との同盟強化問題でも、改憲問題でも、残業廃止法案でもない。
ズバリ共謀罪法案だ。
この法案だけは成立させてはいけない。
ところが、国会審議を見ていると、あの安保法の時のように、この法案も強行成立させられるだろう。
しかし、この法案が国民に与える悪影響は安保法の比ではない。
国民生活を直に脅かす事になる悪法中の悪法だ。
なぜそんな共謀罪法の成立を防ぐことが出来ないのか。
それは安倍首相が何としても通そうとするからだ。
それに対して野党があまりにも非力だからだ。
非力であっても、知恵があればまだ防げる。
野党は、非力な上に、知恵がなさすぎる。
考えても見るがいい。
我々はまだ一度もテロ等準備組織犯罪法案なるものを見ていない。
つまり、安倍自民党はまだ法案を提出していないのだ。
過去に何度も廃案になった共謀罪法案に基づいて、野党は質問し、反対しているのだ。
こんな馬鹿な話はない。
こんな事をやっているから野党は安倍首相を追い込めないのだ。
今、野党がなすべきは、早く成案を出してみろ、国会審議はその後だ、と突き放せばいいだけの話である。
公明党の反対でたちどころに対象範囲が半減される。
こんないい加減な法案など、審議以前の問題だ。
外務官僚と法務官僚の間で意見の調整が手間取っているという。
こんな状態で国会議論につき合っている野党は、本当にお人好しだ。
あの安保法の時もそうだった。
まともに議論につき合うから、安倍首相のウソ、バカ答弁に言い負かされてしまうのだ。
十分に審議は尽くしたと強弁され強行採決されるのだ。
野党は共謀罪の議論をいますぐ止めて、はやく成案を出せと迫るのだ。
成案が出て来たら、徹底的に批判すればいい。
それでも安倍首相が強行しようとすれば国会をボイコットするのだ。
共謀罪は、何があっても成立させてはいけない。
野党の最強の手段は国会審議拒否だ。
国民の批判など恐れる必要はない。
今の野党には、もはや失うものは何もない。
国会審議が行き詰れば安倍首相は解散・総選挙に打って出るかもしれない。
それこそ思うつぼだ。
今選挙をしても野党共闘は政権をとれっこないが、安倍自民党の議席は確実に減らす事が出来る。
そうなれば、自民党内部で動きが出てくる。
安倍一強多弱の政局は、たちどころに流動化する。
いまこそ共謀罪阻止の一点で野党共闘すべきだ。
野党共闘の起死回生のチャンスである(了)
いよいよ具体的な日程が!!!!!
不毛な問答ばかりで、議論にもならぬまま一気に押し通そうという目論見!!!
何としても食い止めなければ!!!
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2985826.html