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ムハンマド皇太子に「手玉に取られた」バイデンの米国の凋落ぶり

 バイデン大統領の中東訪問が終った。

 私はてっきりバイデン大統領はムハンマド皇太子から原油増産の約束を取り付けるものだとばかり思っていた。

 それがなければ、何のための中東訪問かという事になるからだ。

 ところがきょうの各紙の報道にそれがない。

 それどころか、きょう7月17日の日経に至っては、ムハンマド皇太子、増産方針を明らかにせず、市場では原油相場が上昇、となっている。

 その一方で、バイデン大統領が会談前にムハンマド皇太子とグータッチした事に米国の人権派から批判が出たという。

 何のためのサウジ訪問だったのか。

 何のための中間選挙対策だったのか。

 ここから先は私の推測だが、ひょっとしてムハマンド皇太子は、サウジアラビアの将来を、米国の庇護からイスラエルの庇護に乗り換えたのではないだろうか。

 イランという最大の脅威からサウジアラビアを守るには、イスラエルと直取引をしたほうがより確実だ、というわけだ。

 イスラエルの核の傘に入った方が得策であり、しかもイスラエルを通じて核保有国になれるかもしれない。

 米国に頼り続けていたら、何かあるたびに人権問題を追及され、サウジ王家の為にならない。

 そうムハンマド皇太子が考え始めてもおかしくない。

 だからこそムハンマド皇太子は、イスラエルにサウジの領空通過を認めて、いつでもイスラエルがイランを先制攻撃できるようにしたのだ。

 そして、イスラエルにとってもサウジとの直取引は好都合だ。

 いまのバイデン大統領を見ていると、イスラエルでなくとも、米国は大丈夫かと思いたくなる。

 ならばアラブ諸国と同盟関係を結んだ方が手っ取り早い。

 いよいよ、イスラエルにはサウジとの国交樹立が視野に入って来たようだ。

 サウジと国交をむすべば、湾岸諸国はもとよりアラブ主要国との国交樹立も時間の問題だ。

 私がイスラエルならそう考える。

 そして、イスラエルが米国抜きでアラブ諸国と直取引をするようになれば、中東情勢は一気に危うくなる。

 中東情勢が危うくなれば世界が危うくなる。

 やはり、2003年のブッシュのイラク攻撃が米国の衰退につながり、米国の衰退が世界を不安定化させることになったのだ。

 あの時も今も、対米従属しか選択肢の無い日本は、どんどんと米国の衰退とともに亡国の道を歩んでしまった。

 このままいけばもっと致命的になる。

 しかし、いまならまだ踏みとどまれる。

 安倍なき後の政治の混乱という大ピンチをチャンスと捉え、戦後77年の日本をはじめからやり直す。

 そう唱えて、国民を覚醒させる指導者がいまこそ日本に現れなくてはいけないと思う(了)

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