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 偏り続けるNHKのウクライナ報道の、これが動かぬ証拠だ


 NHKをぶっこわすと叫び続けるNHK党の立花代表が今度の選挙演説で言い始めたセリフに、日本のメディアは本当の事を報じない、特にNHKはそうだ、と言うのがある。

 これだけは共感できる。

 特にNHKのウクライナ報道はそうだ。

 2月24日にロシアのウクライナ侵攻が始まった直後に、私はそう思った。

 特に、夜9時から流されるNHKニュースウオッチ9の田中というキャスターの報道ぶりは目に余る。

 NHKの米国支局長を経て、彼は米国の代弁者になってしまったのかとすら思えるほどだ。

 その後も、NHKのウクライナ偏向報道は続いている。

 そして、これぞ偏向報道、いや、情報操作の極めつけだ、と思える証拠を、今朝早朝5時のNHKニュースで目にした。

 そのニュースはこうだ。

 日本に避難してきたウクラィナ人からの投稿を紹介する中で、破壊された建物の写真を紹介して、これは今の写真ではありません、2014年にロシアがクリミアを併合した時の写真です、このウクライナの投稿者は、戦争は今始まったわけではありません、あの時から8年間、ずっと戦争は続いてたのです、そのことを日本の皆さんに知ってもらいたい、そう訴えておられるのです、と男のキャスターが語ったのだ。

 横にいた女性のキャスターが、そういう事だったのですね、と驚いて相槌を打った。

 これを演技でなくてなんというのか。

 少しでもインターネットを見て来た者であれば、今度のロシアのウクライナ侵攻の遠因がNATOの東方拡大にあり、その主導国が米国であるということを知っている。

 それは2014年のクリミア併合以前からあった事を知っている。

 クリミア併合はその対立の行き着く先であり、だからマクロン・メルケルの仲介による一時停戦合意(ミンクス合意)が出来た。

 それを先に破ったのはウクライナである事も知られている。

 どちらが正しいかは別として、ウクライナ東部を巡る内戦はずっと続いてきたのだ。

 日本人はほとんど関心がなく、知らなかったが、2月24日のロシアのウクライナ侵攻が起きた当初から、インターネットでは様々な情報があふれていた。

 既存のメディアは新聞もテレビもほとんど報じなかったが、インターネットで情報を得ようとする者は皆知っていた。

 そのことを、まさか、NHKのキャスターが知らないはずがない。

 知らなかったらキャスター失格だ。

 それにもかかわらず、8年前から続いていたことを、ウクライナ人からの投稿で初めて知った振りをする。

 ウクライナ報道に限っては、NHKは世論を御誘導する偏向放送局だ。

 ぶっ壊して再出発させなければいけない(了)

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