プーチン大統領が6月30日、ついにサハリン2の接収を命じる大統領令に署名した。
すなわち、日本企業(三井・三菱)が出資している天然ガス開発事業であるサハリン2の運営を、あらたに設立するロシア企業に移譲するよう命じたのである。
きょう7月2日の各紙は、一斉にこの事を取り上げ、ロシアを批判し、日本のエネルギー安定供給へ悪影響を与えると、大騒ぎしている。
しかし、何をいまさら大騒ぎするのか、だ。
そもそも、米国に命じられるままにロシアに経済制裁を科したのは日本の方だった。
それにとどまらず、外交断絶につながるほどのロシア外交官の大量強制退去を先に行ったのは日本の方だった。
それらを見てロシアは日本を敵国と見なすと宣言した。
その時点で、次はサハリン2の接収だとさんざん報じていたではないか。
覚悟の上ではなかったのか。
それに日本は2010年に米国にもっとひどい事をさせられている。
せっかく手に入れたイランのアザデガン日の丸油田を放棄させられている。
しかも米国には文句ひとつ言わなかった、いや言えなかった・・・
Comment On Facebook