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チュニジアの国連大使まで更迭したトランプ大統領の増長

 これも共同のニュースだ。

 チュニジア政府が6日、バーディ国連大使を突然首都チュニスに召喚し、しかも国連大使を解任したことが7日わかったというのだ。

 国連安保理の非常任理事国であるチュニジアはインドネシアと並んでトランプ米政権の中東和平案を非難する決議案の提案に向けて作業中であると報じられたばかりだ。

 なんとその動きに対するトランプ政権の圧力が今度の解任につながったとの見方が急浮上しているというのだ。

 私がこの共同のニュースで驚いたことは、それだけではない。

 次のように書かれていたところにさらに衝撃を受けた。

 「・・・安保理は11日の公開会合で和平案を協議し、パレスチナ自治政府のアッバス議長が演説する。チュニジアとインドネシアは同会合での採決を目指し非難決議案をメンバー国に配賦したが、チュニジアが起草国から外れる可能性もあり、先行きは不透明になった」と。

 なんということか。

 トランプ米政権はチュニジアに非難決議を提出するなと圧力をかけていたのだ。

 それに懲りずに現場で活動していた特命全権大使の更迭までもチュニジア政府に命じ、チュニジア政府はそれに従ったということだ。

 従わなければ政権を潰すとでも言われたのだろう。

 おりからトランプ大統領は、ウクライナ疑惑をめぐる下院公聴会でトランプ大統領に不利な証言をした現役軍人や外交官を報復更迭している。

 自国の軍人や外交官を更迭するのは勝っ手だ。

 しかしチュニジアの特命全権大使まで更迭した。

 トランプ大統領の増長ここに極まれりだ。

 みているがいい。

 そのうち安倍首相がトランプ大統領に逆らうようなマネをしたら、今度は安倍首相の番だ。

 その前に、安倍首相は福田康夫首相のように辞めたほうがまだ格好がつく(了)

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