ついに来るべきものが来たか、という思いだ。
「ホルムズ海峡を通過する船舶を守るのは米国ではなく日本だ」と発言し始めたあたりから、怪しくなって来たと思っていたら、ついにトランプ大統領が口走った。
「日米安保条約を破棄する考えがある」と。
側近との私的な会話でトランプ大統領がそう語ったというのだ。
米ブルームバーグ通信が24日報道した。
その理由がふるっている。
日米安保条約は米国にとって不公平だ、不満だからだ、というのだ。
もしこの発言が本当なら、日本国民は怒らなければいけない。
不公平なのは日本にとってだからだ。
なにしろ、日米同盟は日本を守るためのものではなく、米国の軍事目的が優先されるものだからだ。
そんな同盟関係にのために、日本は主権を放棄させられ、日本の血税は湯水のように使われて来たからだ。
これ以上日本にとって不公平な条約はない。
日米同盟を破棄したいのは日本の方だ。
このトランプ大統領の発言の真偽を確かめることこそ、安倍政権が国民にとって果たすべき喫緊の政治的義務である。
ところが、安倍政権は、確かめもせず、すかさずトランプ大統領の発言を否定し、「日米同盟を重視する米国政府の立場は不変だ」と強調した。
メディアは意図的にトランプ大統領の発言報道を抑制し、野党は寂として声がない。
唯一発言したのは共産党の志位委員長だが、その言い方があまりにも情けない。
日本共産党はもともと安保反対だから痛くも痒くもない、むしろ歓迎だと。
そんな自慢をしている場合か。
即刻安倍政権に日米安保破棄を迫るべきだ。
「日米安保は日本にとって是が非か」
この戦後最大の政治テーマが、トランプ大統領の一言によって今度の参院選の最大のテーマに急浮上した。
いや、そうさせなければいけない。
対米自立を掲げるオリーブの木にとって神風が吹いた。
日米安保を否定し、憲法9条を日本の国是とすることを公約として掲げる新党憲法9条が実現する時は今をおいてほかにない(了)
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