新党憲法9条

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丸山暴言の原因は安倍対ロ北方領土外交の失敗にある

 きのう5月30日、衆院議院運委員会は丸山穂高議員の発言に関し、丸山穂高議員の戦争発言について報告書を出したという。

 まだこんなことをやっているのか。

 なぜもっとはやく丸山議員をとっとの辞めさせて、このくだらない問題を封印できなかったのか。

 そういう思いで各紙の記事を読んだ。

 その一方で、丸山議員のことを報じる各紙が、その隣で、日ロ2プラス2会合が開かれて、平行線に終わった、と書いている。

 これは象徴的である。

 そもそも戦前までは、領土は戦争で取り返すしかなかった。

 それが国際法で禁じられたのは戦後の国際法によってである。

 だから外交交渉が重要になってくるのだ。

 そして安倍首相はどの首相よりも熱心に北方領土を外交交渉で取り戻そうとした。

 これまでの日本の方針を曲げてまで、あらゆる譲歩をしてとりもどそうとした。

 しかし見事に失敗した。

 単に失敗しただけでなく、北方領土を取るか日米同盟を取るかという究極の選択を迫られ、うまく打ち返せなかった。

 つまり、つたない安倍外交の結果、取り返せるものも取り返せなくなったのだ。

 おまけに、最後は、「戦争で負けた国がいまさら何を北方領土だ」とラブロフ外相ごときに言われてしまった。

 つまり、取り返したければもう一度戦争して勝って見ろ、と、ラブロフ外相に言われてしまったのだ。

 穂高議員のバカ発言は、実はラブロフ外相の発言と通底しているのだ。

 もちろん、穂高議員はそんな事は念頭になく、ただのバカ発言をしただけだ。

 しかし、少なくとも野党は、安倍外交の失敗が穂高発言をもたらしたのだ、と安倍首相に迫るべきなのだ。

 安倍外交の失敗を追及できない野党の外交センスのなさは絶望的だ。

 しかも丸山議員を議員辞職に追い込む事すら出来ない。

 救いがたき野党である(了)

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