きょう3月17日の読売新聞が一面トップでスクープ報道した。
中国海軍の攻撃能力の急速な進歩に対応するため、防衛省が国産初の長距離巡行ミサイルを開発する方針を固めたというのだ。
軍事専門的に言えば、敵(中国)の射程外から敵艦船(中国艦船)を攻撃できる、射程400キロ以上の攻撃ミサイル(スタンド・オフ・ミサイル)というものを開発するというのだ。
韓国との間で喧嘩ごっこしているのはまだ笑って済ませる。
なぜなら米国の手のひらでじゃれあっているだけだからだ。
しかし、中国を名指しで敵とみなし、専守防衛を逸脱した攻撃ミサイルの開発を進めるとなると、その意味合いは全く異なる。
それにしても、よくもこんな記事を読売新聞は一面トップで報じたものだ。
仮想敵国ではなく、中国という国名を敵と明示した上で、その敵に対するミサイル開発を進めると公表したということだ。
中国がその記事を見て日本を敵視しいないはずがない。
安倍首相は中国との関係改善を自画自賛したのではなかったのか。
安倍政権も読売新聞もすっかり狂ってしまったごとくだ。
どの国とも戦ってはいけないが、中国とだけは絶対に戦ってはいけない。
日中戦争の失敗だけは二度と繰り返してはいけない。
それは歴史の教訓だ。
間違った歴史認識に固執するだけならまだ許せる。
しかし再び間違った歴史を繰り返してはいけないのだ。
しかもである。
当時の中国といまの中国はまるで国力が違う。
中国はいまでは米国と対等に競い合う大国になった。
そしていままさに米中の二大超大国は覇権をあらそって対立している。
そんな中で安倍首相の日本は中国を敵国とみなし、そのことをメディアで公表する。
あり得ない事だ。
米中戦争の最前線に立たされる。
そのことを是としていると言う事だ。
安倍政権と読売新聞は完全に狂ってしまった。
しかも狂っている事に気づかない。
それどころかあたかも立派な事のように考えている。
二重の意味で狂ってしまったということだ。
安倍政権を倒して出直さなくてはとんでもないことになる(了)
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