天皇陛下はメルケル独首相との会談で自らの退位について言及されたと報じられた。
それを読んだとき、私はなんともやるせない気持ちで、天皇陛下の心中を察した。
あのお言葉に対する国民の答えが聞けないまま退位する事はこころ残りに違いないと。
実際のところ、天皇陛下が最も心を砕いた沖縄の平和が実現されないまま退位しなければいけないのはさぞかしこころ残りに違いない。
おまけにこの国の首相である安倍首相が、そのような天皇のこころを逆なでする意地悪ばかり繰り返している。
辺野古移設について県民が賛否を投じる2月24日と同じ日に、安倍首相は天皇在位30年を祝う式典を行うという。
何が祝うだ。
これほど天皇を悲しませる事はない。
それでも天皇は自らの心中を言葉に出せない。
なぜ国民は、メディアは、そしてなによりも、この国の政治家たちは、動こうとしないのか。
そう思っている私の手元に、一冊の新著が郵送で献本されてきた。
「天皇メッセージ」(矢部宏治著 小学館 2019年2月11日初版1刷発行)という本がそれだ。
建国記念日にあたる2月11日に発行するところがいかにも彼らしい。
矢部宏治氏と言えば日本の戦後と日米同盟の」不都合な真実」を究明する本を編集・出版するとともに、自らも書き続けて来た言論人だ。
私もその偉業にささやかながら貢献して来た一人だ。
さっそくその本を読んで、私は心の中で喝さいした。
この本こそ、国民があの天皇のお言葉に見事に応え本だ。
その本は天皇陛下と美智子皇后が平成の時代に発せられた言葉の数々からできている。
そしてその言葉の数々について、日本国民のひとりである著者の矢部宏治が見ごとに天皇や皇后の心中を代弁している。
これこそが天皇のあのお言葉に対する国民の明確な「答え」だ。
この本は、間違いなく天皇陛下と美智子皇后の目に留まるだろう。
そして天皇・皇后は喜び、安堵されるだろう。
これで安心して退位できると。
この本は1億2千万の国民の必読の本だ。
老いも若きも、天皇制に賛成するものも反対するものも、そして憲法9条改憲に賛成するものも反対するものも、ひとしく読むべき本だ。
私は天皇のお言葉に応える二人目の国民として、憲法9条を国是とすることを公約に掲げる新党憲法9条をこの国の政治の中に誕生させるべく頑張ってきた。
そして、ついに、4月21日に投開票日を迎える栃木県矢板市の市会議員選挙で、私の新党憲法9条に心を震わせて賛同してくれる市会議員が誕生する。
その時こそ、新党憲法9条がこの国の政治の中に誕生する時だ。
平成の最後にぎりぎり間に合った。
天皇・皇后に知らせる事ができるのだ。
矢部宏治と天木直人という二人の日本国民が、それぞれのやり方で、いままさに平成の時代が終わろうとしている時に、天皇陛下のお言葉に応ようとしている。
新天皇と新皇后が新しい時代に目指す国の方向を、天皇。皇后に代って国民に訴えようとしている。
全国の国民もまた、それぞれの形で後に続くべきだ。
立ち上がるべきdさ。
政治家たちが出来なかった事を我々国民が、実現するのだ。
ちなみに「天皇メッセージ」は一カ月限定で電子書籍の形で全文無料公開されるという。
問い合わせ先を以下に添付したい。
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編集・発行:天木直人
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