この記事を見て思わず笑ってしまった。
そして笑った後で、とんでもない事だと思ってこれを書いている。
トランプ大統領はプーチン大統領とこれまで5回ほど首脳会談を行ったが、会談記録を残していないと。
中には通訳からメモを取り上げて内容を他の関係者に伝えないと命じたこともあったと。
米紙ワシントンポストが12日、報じたという。
今日の各紙が一斉にこの報道を引用して報じた。
つまりトランプ大統領はロシア疑惑がらみで不利な事は記録を残さないのだ。
まさに安倍首相と同じだ。
肝心なところは会談記録を残さないのだ。
この二人が頻繁に会談を重ね、安倍首相は新たな日米関係をどんどん上書きして来ている。
当然ながら、都合の悪い記録は残されない事になる。
そもそも戦後の日米関係は、あの日米安保条約が、吉田茂が事前に誰も知らせずに自分一人で署名した条約であったことから始まって、数々の密約で積み重ねられた、密約関係で出来たものだった。
その上で、今や会談記録を残さない事が当たり前と思っているトランプ大統領と安倍首相が、二人で勝手に日米関係を決めてしまっている。
というよりも、トランプ大統領が一方的に命じて、安倍首相がそれに従う形で日米関係が進んでいる。
これを要するに、日米関係はトランプ・安陪政権の下で、ますます密約化が進んでいるということである。
しかも、これまでの密約は、まだ密約が文書で残っている。
そしてそれが米国の機密文書公開で、のちに明らかにされる。
ところが、トランプ大統領と安倍政権の下では、密約の記録すら残されないのだ。
その合意は誰も知る事が出来ない。
後になっても検証のしようがない。
これこそが究極の密約だ。
日米安保密約体制の完成である(了)
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