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とどまることを知らない米軍の全土基地化と沈黙する政治

 きょう10月25日の朝日が書いた。

 日米合同委員会は24日、航空自衛隊の新田原基地(宮崎県新富町)と築城基地(福岡県築上市、行橋市など)に米軍用弾薬庫などをあらたに整備することで合意したと。

 整備費は日本が全額を負担すると。

 防衛省が発表したと。

 なんという事だ。

 我が国を守る自衛隊が米軍基地化させられている。

 しかもこんな重要な事が、日米合同委員会という密室で決められ、国会での議論なしに、米軍と自衛隊の間で決められ、粛々と進められているのだ。

 おそらく政治家はただのひとりも知らされていないだろう。

 とんでもないシビリアンコントロールの逸脱だ。

 いや、国会無視だ。

 主権放棄だ。

 実はこのニュースは昨晩のテレビで報道されていた。

 しかし、これを今朝の紙面で大きく報じたのは朝日だけだ。

 もし野党政治家がこれを国会で追及しないなら大問題だ。

 国会は要らないということだ。

 おそらく、これは氷山の一角だろう。

 沖縄だけではない。

 物凄い勢いで日本の全土が米軍の基地になりつつあるということだ。

 安倍首相の改憲阻止で騒いでいる場合ではない。

 日米合同委員会を直ちに撤廃し、日米の軍事協力に関わるすべての問題は国民の見える形で国会で議論され、決定されるようにならなければいけないのだ。

 さもなければ、もはや不可逆的に日本全土が米軍の基地にさせられてしまう。

 この深刻さはいくら強調しても強調し過ぎる事はない(了)

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