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安倍外交とともに化けの皮がはがれた谷内国家安全保障局長

 新潟知事選における自公候補の辛勝によって安倍3選が強まったという。

 私はそうは思わない。

 負ければ即刻終わりのところを、首の皮一枚でつながっただけだ。

 安倍首相が追い込まれるのはこれからだ。

 モリカケ疑惑もそうだが、安倍外交もそうだ。

 いまは米朝首脳会談における蚊帳の外ばかりが報じられているが、米朝首脳会談がどのような結果に終わろうとも、安倍外交が本当に蚊帳の外に置かれるのは、むしろ米朝首脳会談の後なのである。

 そのことを見事に示したのが今度の米朝首脳会談における谷内正太郎国家安全保障局長の存在感のなさである。

 いまこそ国家安全保障局長の出番であるというのに、はじめからおわりまで、終始、姿が見えなかった。

 最後の段階になってボルトンと打ち合わせのため訪米したというが、ボルトンに会えたかどうかすら報じられない。

 そう思ったら今度はシンガポールに行って情報収集に努めるという。

 こんなことは大使館員がやればいい事だ。

 谷内国家安全保障局長がすべきことは、その人脈を使って極秘情報を取る事だ。

 しかし、彼には人脈も能力もない。

 安倍密使の振りをして大きく見せながら、その実、何もしていないのだ。

 まさしく安倍外交の虚構を象徴している谷内国家安全保障局長だ。

 もはやその役割は終わったということだ。

 要領のいい谷内局長の事だ。

 安倍首相の退陣よりも一足はやく、その職から逃げ出すのではないか(了)

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