辻元清美国対委員長を叱るよりも野党だ一党の党首である枝野立憲民主党代表を叱るべきだろう。
柳瀬元総理秘書官を国会に呼んで、加計学園関係者との面会を認める発言をさせることと引き換えに、野党はあっさりと国会審議の再開に舵を切った。
こんな馬鹿な事はない。
柳瀬氏は安倍首相と一緒に中東外遊をしていた。
そして柳瀬氏が面会を認める腹を固めたというニュースは、安倍首相の中東外遊中に自民党筋の情報として突如としてメディアに流れた。
これが、安倍首相と柳瀬氏の「悪だくみ」であることは一目瞭然だ。
それを知っていながら国会審議再開に応じたのは、審議拒否が奏功しなかった焦りだ。
実際のところきょうの産経は一面トップで「審議拒否に限界 折れた野党」という見出しを掲げている。
産経がそう書くのはわかるが、朝日でさえも「時時刻刻」で「空転国会 折れた野党」と書いている。
だったらギアチェンジなどと強がりを張らず素直に敗北を認めるべきだ。
いや、ギアチェンジをした事自体が敗北なのだ。
いくら国会審議を再開しても、安倍政権はまともに応じるはずがない。
柳瀬氏の国会発言も人を馬鹿にしたもので終わるに違いない。
そして再開国会では、またあの安倍首相の開き直り答弁を聞かされる・
こんな事で疑惑解明などできるはずがない。
野党は世論を気にせずにこのまま国会審議をストップして解散・総選挙に追い込むしかない。
いや、むしろ世論もそれを期待しているに違いない。
おりしも今日発売のサンデー毎日と週刊フラッシュが解散・総選挙の予想をしていた。
いずれも自民党の安倍政権の負けはないという予想を立てている。
もしそれをおそれて国会審議に応じたとしたら何をかいわんやだ。
どうせ負けを覚悟しているなら、世論を信じて世論に結論を出させるべきだ。
野党第一党の覚悟が問われている(了)
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