新党憲法9条

憲法9条それは希望

自民党と変わらない立憲民主党の対米外交

 民進党が分裂し、野党第一党になった立憲民主党がかつての民進党より、より明確に自民党との違いを打ち出すようになった。

 逆に言えば、だから立憲民主党は野党第一党なのだ。

 しかし、対米外交については自民党のそれと何も変わらない。

 枝野代表のこの言葉を見つけて、つくづくそう思った。

 発売中のアサヒ芸能誌上(5月3・10GW合併特集号)で、テリー伊藤との対談に応じている。

 野党第一党を売り込むためにメディアに露出しなければいけない枝野代表もご苦労な事だ。

 しかし、そのインタビューの中で、枝野代表はとても深刻な事を、軽々しくテリー伊藤にしゃべっている。

 それは対米外交の最大の問題である基地問題についての発言だ。

 政権をとったら基地問題をどうするのかと聞かれてこう答えている。

 「もちろん、我々が政権をとったら『やめます』と明言したいですけど、言えません」と。

 「なぜなら、これはアメリカ政府も関わる話ですから」と。

 「我々が政権を取ったタイミングで、アメリカ政権がイケイケドンドンのタカ派であれな、それはやはり難しいですよ」

 こう語っているのだ。

 何と言う発言だろう。

 まるで自民党政権の代表の発言そのものだ。

 いや、自民党の宏池会なら、ウソでもこんなことは言わない。

 かつて社会党は自民党と連立政権を組んで日米安保を容認し、そして社会党を消滅させた。

 行き場を失った連中の多くが民主党の中で生き残り、いままた立憲民主党に生き残りの場を求める。

 この国の政治がどんどんと「日米安保からの自立」から遠ざかっていく。

 その一方で米国はどんどんタカ派になっていく。

 どうにもならない現実である(了)

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