新党憲法9条

憲法9条それは希望

緊急避難としての与野党連立政権のすすめと新党憲法9条

 何が異常かといっても、これほど異常なことはない。

 何しろ天下の官僚たちが次々と自らの仕事のずさんさを認め、国会で謝罪しまくっている。

 与野党が一緒になって官僚たちを馬鹿者呼ばわりして責めたてている。

 しかも野党は安倍降ろしのために官僚を叩き、安倍政権は生き残りの為に官僚を悪者にする。

 これを要するに、政治も行政も機能していないと言う事である。

 しかし国家は存在する。

 国家が存在する以上、国家権力が存在し、我々から税金を取り、それを使う、その事を誰かしなければいけない。

 それが出来るのは、やはり政治家であり、国家権力を握った政治家たち、つまり「時の政権」である。

 それではどういう政権をつくらなければいけないのか。

 自公政権でここまで行き詰ったのだから、もはや自公政権では駄目だ。

 だからといって今の野党に政権を委ねたいと考える国民はまずいない。

 民主党政権の失敗で国民はそれを知った。

 ならば、いまの与野党がともに政権に入り、いわば緊急避難的な挙国一致体制を作るしかない。

 しかしそれだけでは危ない。

 いまの与野党の政治家たちはみな、政治家のうま味と特権に群がって来た連中ばかりだ。

 そういう政治家が挙国一致すれば、国民はもっと裏切られるおそれがある。

 どうすればいいのか。

 それは簡単だ。

 今の与党でも野党でもないまったく新しい政党をつくり、その政党が国民に代って挙国一致政権のつくる政策を、国民第一主義になっているかどうか監視することだ。

 それこそが新党憲法9条の目指すところである。

 なぜ党名が憲法9条なのか。

 それは憲法9条こそが日本国民を正しく統合できる国家の最高理念であるからだ。

 そう考える政治家は信じられる。

 そう信じる政治家たちの政党こそ、どんな政権が出来ても正しく国家権力を監視できる政党になり得ると思うからである(了)

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