このところ、私の書くものは、「衝撃」と「驚いた」の二文字で始まるワンパターンになってしまったごとくだが、仕方がない。
その通りの事ばかりが起きているからだ。
ついにトランプ大統領が輸入制限を発動した。
その内容を見て驚いた。
まさかここまでやるとは思わなかった。
このままでは貿易戦争になりかねない一方的な規制だ。
しかし、この発表に一番驚いたのは安倍首相に違いない。
あれほど懇願して来たというのに、トランプ大統領は日本を適用除外の対象国に入れなかったからだ。
それだけなら失望で済ませられる。
安倍首相にとって驚きを通り越して衝撃的だったのは、日本を適用除外しない理由を語ったトランプ大統領の言い草である。
会う時はいつもにこやかな笑顔を浮かべるいい友達の安倍首相だが、その笑顔は米国をうまく利用してきたというほくそ笑みだ、だがそうした日々は終わった、そうはっきりと世界を前にして述べたのだ。
このところ安倍外交の相手はことごとく敵対的となりつつあった。
歴史認識を巡る習近平主席との関係はもとより、慰安婦問題、北朝鮮問題で文在寅大統領の関係は「制御不能」なまでに悪化し、ついにプーチン大統領からも北方領土は返さないと引導を渡された。
唯一の頼みは、100%ついて行きますと全面服従して来たトランプ大統領であったのに、そのトランプ大統領から、ほくそ笑みの関係は終わったと決別宣言されたのだ。
もはや安倍首相には外交相手はいなくなった。
森友文書改ざん疑惑よりもはるかに致命的である(了)
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