先の沖縄名護市長選で勝った渡具知武豊候補は、辺野古受け入れ容認にもかかわらず、その事には一切触れず、もっぱら地域振興を訴えて勝った。
これが、菅官房長官と渡具知コンビの「悪だくみ」だった。
しかし、そのツケが、交付金の支給を受ける時に、まわってきた。
すなわち、菅官房長官は、辺野古受け入れが交付金支給の前提条件であるというとんでもない方針を決めて、それを鞭にして長嶺前市長を締め上げた。
それが奏功して今度の選挙で渡具知候補が勝った。
そこまでは良かったが、いよいよ交付金を支給しなければいけない。
ところが、渡具知候補は選挙中、辺野古基地については立場を明かにしなかった。
交付金支給の段階になって容認すると言えば、だまし討ちだと批判される。
だからといって容認しなければ、菅官房長長官は自ら決めた方針によって交付金を支給できなくなる。
ツケがまわって来たという意味は、そういうことだ。
ところが、きのう2月24日の産経新聞がとんでもない事を報じていた。
なんと、菅・渡具知コンビが、表現でごまかそうと画策し始めたというのだ。
すなわち、「容認」とはっきり言う訳にはいかない。
しかし、限りなく「容認」に近い言い回しをしないと、交付金支給の条件を満たさない。
そこで、防衛省の辰巳昌良官房審議官が23日に名護市を訪れ、渡具知氏と面談して、「受け入れ表明」の言い回しについて折衝を始めたというのだ。
言葉でごまかそうというわけだ。
最後の最後まで、姑息で卑劣な菅・渡具知コンビの「悪だくみ」である。
こんな菅・渡具知の「悪だくみ」に黙っているようでは、名護市に明るい未来は来ないだろう(了)
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