ことしはどうやら安倍外交にとって厄年になりそうだ。
新年早々、文在寅大統領の日韓合意の事実上の破棄宣言で、日韓関係は「コントロール不能」状態になった。
そう思っていたら、今度は中国だ。
中国の潜水艦とフリゲート艦が尖閣接続水域にあらわれたという。
きょうの各紙が一斉に取り上げ、安倍政権の当惑ぶりを伝えている。
日中関係が改善する動きの中で、なぜこのような動きを中国側が見せるのか理解に苦しむと。
これでまた改善が遠のくと。
外務省に至っては、これは中国軍が勝手にやったのではないかと言っているらしい。
驚くべき認識だ。
海洋進出強化は習近平の一貫した最重要政策であり、それに対して安倍首相は中国包囲網強化で露骨に対抗して来た。
おまけに歴史認識で真っ向から対立してきた。
そんな安倍首相の日本と習近平の中国の間で、関係改善など、以前も今もあり得ない。
それを証拠に、あれほど政財界の要人を繰り返し中国に派遣して、首脳会談や首脳間相互訪問の実現をお願いしてきたのに、習近平の中国は確答を避け続けた。
関係改善が見られたというのは真っ赤なウソだ。
安倍首相側が勝手に言いふらしていただけだ。
喧嘩を売りながら、頭を下げて首脳会談やら相互訪問をお願いする。
こんなことをやっているから、中国が領海侵犯をくり返しても、形だけの抗議しか出来ないのだ。
新年早々安倍首相がなすべき外交は、米国の北朝鮮攻撃を阻止することとともに、日韓、日中関係の改善になった。
そしてこの三つは相互に関連している。
優先すべきはアジア外交だ。
それにもかかわらず、きょうから東欧にでかける。
緊急の懸案もない東欧に出掛けて、南北融和が期待される中で、北朝鮮への圧力強化を訴えるという。
気の遠くなるようなピント外れの安倍外交だ。
日本国民はだませても、世界に通用するはずがない(了)
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