今日発売の週刊文春(11月23日号)、「飯島勲の激辛インテリジェンス」を読んで、これでは安倍政権はしばらくは安泰だと思った。
小池百合子がみずからの政治生命と引き換えにつぶした民進党が、当分の間立ち直れそうもないからではない。
共産党が「確かな野党」を捨てて、もはや野党共闘にすがるしかなくなったからではない。
日本を取り巻く重要行事が目白押しだからだ。
飯島勲氏は、今度のトランプ大統領の来日の裏で、そのロジスティック(兵站)と警備がいかに大変だったかを目の当たりにして、みなよくやったと書いている。
そして、2019年はもっと大変だと書いている。
つまり、2019年4月1日には新天皇が即位され、世界から国家元首級が70か国、王室VIPが20か国など大勢の賓客が駆けつけることになる。
2019年の参院選前には、日本が主催するG20首脳会議が東京で開かれる。
それを乗り切ったら、いよいよ東京オリンピックだ。
これらを無事乗り切るのは、よほど官邸が強力なリーダーシップを持ってロジスティックと警備を万全にしなければいけないと書いている。
キャリアだけに任せるのではなく、優秀なノンキャリアもどんどんと抜擢して、霞が関の官僚を総動員しなければいけないと書いている。
言われてみれば確かにそうだ。
私の時でさえサミットの日本開催は大変だった。
いまで、当時に比べて、はるかにロジスティックも警備も大変に違い
ない。
これだけの大事業が予定されているのだ。
挙国一致、官民一致で当たらなければいけない。
もはや政権交代している暇はない。
ましてや野党に官僚組織を掌握して動かせる能力などあるはずがない。
飯島勲氏はそう言っているのである。
そう言って、安倍政権を擁護し、野党には任せられないと言って、ちゃっかりと、安倍政権の内閣参与の役割を果たしているのである(了)
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内田樹 エリートはみんな対米従属で出世した(月刊日本)
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米国のジャパンハンドラーにしてみれば、日本の首相の親しい友人たちとへの利益供与の疑いは、他国なら大問題で、選挙で政権交代があれば、ジャパンハンドラーにとって
苦労ぜずに利益をうけられなくなる可能性が出てきました。そこに選挙が浮上、
小池百合子氏に急きょ立ち上げさせたのが、安倍政権でも利益を米国と共有している人達です。その証拠に希望の党の経済政策のユリノミクスはブルームバーグに並列して掲載された、
竹中平蔵氏のものと類似していました。そして選挙のドタバタがあり、
小池百合子氏が元の都知事に戻って、森トラストの提唱する、「世界に誇れる日本」「ヒト、モノ、カネ、情報が集まる国際都市創リ」を目指して、利権者に有利になるように、
国家戦略特区を使って働き掛けるお仕事をするには代表をやめなければならなかったのです。
文部省が加計にゴーサインを出すことがわかり、予定どおり希望の党の代表を降りたのでしょう。
森トラスト株式会社とヒルトングランドバケイションは沖縄県瀬底島「離島を開発」に宿泊施設の契約の締結が行われたと11月13日にプレスリリースされています。
米国の駐日大使が沖縄を訪問していた意味がわかりました。
日本を心配してくれる米国人たちも救いようがないと思っているでしょう。飯島氏も上手くたち回っているひとりです。