きょうの朝日新聞に、クリントン政権下で米国防次官補を務め、知日派で知られるハーバード大学のジョセフ・ナイ教授が、トランプ大統領の外交政策を次のように分析している事を紹介していた。
「同盟関係を重視する第二次大戦の歴代大統領とは大きく異なる。明確な戦略より取引を重視する」と。
つまり安全保障政策よりも損得勘定で外交をするということだ。
これまでにもそう言われて来たトランプ大統領であるが、ナイ教授にここまで言われたら、なんとなく本気にさせられる。
もしこれが事実なら、そして安倍首相が国民から好かれる首相になりたいなら、この際、安倍首相は徹底的にトランプ大統領とのゴルフ外交に徹するべきだ。
日米が結託して中国と敵対するのではなく、ゴルフを通じて日中米三か国の平和関係構築に大きく舵を切り替えるべきだ。
どういうことか。
ズバリ、辺野古新基地建設を取りやめ、その資金を在沖縄米海兵隊の海外移転経費に充てるかわりに、沖縄に日米中の協力による世界一のゴルフ場を建設し、そこを舞台に、世界最大の賞金を懸けた、世界最大のゴルフトーナメント新設をトランプ大統領に持ちかけるのだ。
建設資金や賞金は、いまや世界一金持ちの習近平の中国に出させる。
トランプ大統領には、ジャック・ニコラスに、「どうだ、君の最後の作品を沖縄につくってみないか」と頼み込ませる。
安倍首相は翁長知事に頼んで沖縄の最適地を提供させる。
なんでも一番を好む、白髪三千丈の中国だ。
いまや一強支配を固め、なんでも出来るようになった習近平主席だ。
一帯一路を優先する習近平主席だ。
ゴルフに後れをとり、東京五輪に向けてゴルファーを育成中の中国だ。
本国ではゴルフを禁止しても、そのかわりに沖縄にゴルフ場を持つことに異存はないはずだ。
おまけに一帯一路の終点を沖縄にして一大観光地とすることができる。
一方のトランプ大統領は、安全保障政策よりも取引を優先する。
在沖縄海兵隊の移転費を安倍首相に払ってもらう上に、沖縄に一大トランプリゾートを持てるのだから棚からぼた餅だ。
北朝鮮危機の時にゴルフをしている場合かと批判される安倍首相にとって、ただゴルフをして遊んでいるのではない、立派にゴルフ外交をしているのだとアピールできる絶好のチャンスだ。
辺野古移設をトランプ大統領に取り止めさせられることができたら、歴史に残る首相になれる。
それよりも、なによりも、二人ともゴルフが大好きで、むつかしい政治の話よりもゴルフの話が一番はずむ。
そして沖縄にとってはこれ以上ない吉報だ。
文字通り沖縄が平和の島になる。
尖閣所有問題は永久に凍結される。
実はこのアイデアは中国大使館筋も賛同している。
歴代の駐日中国大使は、王毅をはじめとしてゴルフ好きだ。
本国ではゴルフをするわけにはいかないが、その分日本ではゴルフを楽しんできた。
私が安倍首相なら、ゴルフ外交に徹する。
沖縄に日米中による一大ゴルフ場を建設して世界最大のゴルフトーナメントを新設する。
対立ばかりの国際情勢の中で、夢のある明るい話だ。
今度のトランプ大統領の来日はそれを持ちかける絶好のチャンスだ。
日本の後に訪中するトランプ大統領は、習近平主席と話しをつければそれで決まりだ。
ピンポン外交で成功した中国だ。
ゴルフ外交に乗らないはずがない。
安倍首相にこの名案を伝える者が出てこないだろうか(了)
素晴らしい提案ですね。
現役の外交官では思いもつかない、提案も出来ないでしょう。
しかし今の天木先生の立場ならでは外交案件を、みすみす眠らせるのは勿体ないです。
安倍晋三事務所の公式ホームページに、堂々と天木先生がメールされてみては宜しいかと思います。
日本の国益、世界平和に資する提案ですからダメ元でやってみましょうよ。
耳に入ればゴルフ中にトランプ氏に耳打ちする可能性は無いとは言えませんよ。
是非、是非やってみて下さい。
さすがに天木氏ですね。これくらい発想の転換が世界平和のために必要です。