選挙後の野党の混迷を見ていると、もはや国会は機能停止だ。
きょう10月26日の朝日新聞を見て驚いた。
臨時国会の召集が見送られるという。
11月1-8日に行われる特別国会は首相指名選挙を行うだけの形式的なものだ。
その間にはトランプ大統領の来日があり、いくら特別国会で野党が安倍首相の施政方針演説を求め、安倍首相がそれに応じても、それに対する質疑は限られる。
本来ならば、特別国会の後に臨時国会を開いて、そこで森友・加計疑惑などを徹底追及すべきだ。
ところが、その臨時国会が見送られるという。
安倍首相が11月中旬からベトナムでのアジア太平洋経済協力会議首脳会議とフィリピンでの東南アジア諸国連合首脳会議に参加するからだという。
その後は年末の予算編成や税制改正が控えているからだという。
国会審議を逃げたい安倍首相の思惑はその通りだろう。
ところが野党がそれを許すのだ。
朝日新聞の記事はそう言っているのだ。
もし野党が臨時国会の見送りに応じるなら、国会は6月末から来年1月まで、審議はなくなるという事になる。
もはや国会は機能停止状態である。
それもこれも、野党があまりにも弱くなってしまったからだ。
民進党と希望の党の混乱は当分収まりそうもなく、野党共闘の相手を失った共産党は、立憲民主党の下駄の雪になるか、「唯一の野党」という元の独自路線に戻るかしかない。
社民党と自由党は消えたも同然だ。
日本の政治は深刻な状態である(了)
丁寧な説明を国民にすると、謙虚な気持ちでと8人の閣僚が述べているのに、国会も開かないで、国民に対して疑惑や、新たに出てきているすべてを闇に葬るつもりでしょうか?
経済産業省の商工中金の大問題も浮上しています。
日本が5割出資の国際機関の熱帯木材機関で、不透明な投資失敗で回収不能の約18億円余りの損失を出しました。
9月28日に日米合同委員会が開かれて情報公開もされてます。日米合同委員会について国会での論議を聴いたことがないのもおかしいです。
フィリピンの元米軍基地のクラーク基地も返還されています。29日より3日間来日するフィリピン大統領に、米国の同盟国でも主権を取り戻す方法
を安倍首相と話すのでしょうか?トランプ大統領の降り立つ横田基地が世界に報道される日も近いです。
選挙前の