新党憲法9条

憲法9条それは希望

私がこんどの選挙で訴え続けてきたこと

 どうやら今度の選挙の結果がはっきり見えてきた。

 安倍暴政が続き、野党はばらばらのまま、再び、「安倍暴政を許さ
ない」と叫ぶだけの、不毛な政局が繰り返されることになる。

 その間に、対米従属の日米軍事同盟が、引き返せないほど加速する。

 きょう10月20日の産経新聞を見て思わず苦笑せざるを得なかった。

 安倍首相は、来日するトランプ米大統領を海上自衛隊の護衛艦「いず
も」に乗艦させるという。

 米軍の親分が、自衛隊の親分を子分に従えて、自衛隊を指揮する。

 文字通り日本は米国の属国になり、自衛隊は米軍の指揮下に置かれる。

 もはや誰も日本の対米従属を止められない。

 私が今度の選挙で訴えたかった事はまさしく、次の事だ。

 ・・・今度の選挙の一大争点は、安倍首相を倒す事ではない。

 対米従属の自民党政権に代わる、自主、自立した一大平和政党をつくる
ことができるかどうかだ。

 憲法を守るとか、生かすとか、そんな生ぬるいことを言っている場合
ではないのだ。

 憲法9条違反の在日米軍を、この美しい日本から撤退させ、日米安保
条約という不平等条約を改正し、主権を取り戻せるかどうかだ。

 そのことを、あの歴史的名判決である伊達判決を産んだ砂川闘争の地
から訴えるために、私は東京21区から立候補した。

 世界最大の軍事国家である米国から、自主、自立し、平和な日本を取り
戻すことができるのか。

 これこそが、とりもなおさず戦後一貫して政権を担って来た自民党政権
を交代させ、それに代わる国民政権をつくれるかどうかだ。

 この一大事業を達成するためには、野党がばらばらなままで、選挙
協力とか、野党統一候補などという、党利、党略に明け暮れるのではなく、
本気で戦わなければいけない。

 憲法9条を錦の御旗に掲げた、一つの大きな政党をつくって、自公政権
を倒さなければいけないのだ。

 憲法9条が共産党や社民党の独占物でとどまっているから広がらないのだ。

 憲法9条を、平和を願う一般国民の共通の財産にしなければいけない。

 自公政権の中にも、日米安保に反対の者もいるはずだ。

 自公も巻き込み、分断して、日米同盟は憲法9条違反だと堂々と主張する
一大国民政党を、いまこそこの国の政治の中に誕生させなくてはいけない。

 そしてその時は今を置いてない。

 今上天皇が退位される前に実現しなくてはいけない。

 それこそが天皇陛下のお言葉に対する政治と国民の応えである。

 それが新党憲法9条だ。

 平成の維新を起こさなければいけない。

 ペリーの来航から始まった明治維新は、武士が武力でなし得たもの
だが、平成の維新は国民が平和の一票で成し遂げるものだ。

 これこそが、われわれが初めて手にする人民革命であり、人民主権の
実現だ。

 いまこそ平成の坂本龍馬が必要だ。

 いや、坂本龍馬を超える人物が出て来なくてはいけない。

 それは私であり、あなたである・・・

 

 この訴えを私は毎日街頭で叫び続けた、

 そして私はあと二日、最後まで街頭で叫び続ける。

 その訴えは、今度の選挙で結実しなくても、必ず選挙の後の政治を
動かす事になるだろう。

 今回の私の21区からの出馬が日本の歴史を動かずことになる。

 そう私はうぬぼれている。

 そうとでもうぬぼれない限り、大事はなし得ないと思っている(了)

 

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  1. 砂川闘争記念碑の前での演説動画、拝見しました。
    背景の工事用パネルが重苦しいですが、演説と一緒に小鳥のさえずりが聴こえてきて、天木さんを応援しているようでした。

    動画を拝見して、天木さんは、現政権の方向性の誤りを改め、9条を本気で大切にしてくれる人だろう、と感じました。
    9条が護っているものは、暖かい家に住めて、ご飯が毎日食べられて、楽しく遊べて、健康的に働けて、子育てできること、生活の営みそのものだと思います。
    9条を大切にすることは、わたしたち自身を大切にすることだと思います。
    まず9条を大切にして、それをもとに、いま問題の労働、賃金、子育てなど、どんどんよくしていってほしいと願います。

    今回「投票したい!」と思える人が出馬してくださって嬉しいです。
    ありがとうございます。応援してます。

  2. 権力の使い道
    今、北島三郎氏と下関出身の山本譲二氏が、安倍晋三首相の選挙区に応援演説に行き、会場での取材拒否だったが夫人が喜んだとネットニュースがありました。

    近年、いろんなジャンルの音楽があり、演歌がこのまま下火にならないように、協力要請を当時の会長五木ひろし氏たちが安倍首相にあってお願いしたニュースがありました。
    今では、NHKのBS放送で制作されたものを再放送で、毎晩放映しています。選挙の応援にも使える権力がこんなところにもありました。

  3. 天木さん、身の危険も顧みずの選挙戦、大変だと拝察致します。泣いても笑っても残すところ1日ちょっとなりましたね。天木さんの訴え続けておられる事が、世の中で通用しないという現実に、此の国の闇の深さを痛感します。私も貴方が時折「本来、下らない政治をするための政治家なんて、居なくても良いんだ。そんな下らない連中を当選させる選挙を、多くの血税を割いてまでする必要なんてない」と言われている事に、賛同する者の一人です。本来、政治なんていうのは、金を巡る諸活動にしか過ぎない。国民から税金を掻き集め、それを国民生活が円滑に送れるよう使途して行く。それに関わる奉公人が政治家です。それを権力を巡る闘争過程であるとか、支配の正当性がどうたらと、マックス・ウェーバーなど歴史上の著名人やらが、小難しい定義付けをする事により、権威付けが図られる。そして、権力闘争を繰り返す中、血で血を洗い尊い命を奪い続けて来た過去の歴史が、政治や政治家に対する誇大妄想的イメージを作り上げて来た。もうそんな時代にオサラバしたいと、常日頃思ったりもしています。明後日の投票にしたって、台風が接近し暴風雨の影響で、低投票率が予想されます。こんな事にしたって、投票方法を変えれば済む事なんです。殆どの家庭にパソコンが普及している訳ですから、ネット投票を実施すれば良いんです。実際、実施しているところもありますが、日本などは実施しようとはしない。与党に有利な結果をもたらす低投票率になる事を、自民党は願っています。必ず選挙に行って投票しましょうなんて言ってるけど、腹の底では、日曜日なんだから外出したりせず、ゴロ寝でもして居て下さいと思ってる。自民党本部では、照る照る坊主に五寸釘を打ち付けて台風到来を祈願してるかもしれません。今回だけは台風サマサマでしょうね。こんな馬鹿げた事にさせない為にも、ネット投票は喫緊の最重要実施事項です。実施されれば、投票率は跳ね上がり、自公政権は立ち所にオシャカとなるでしょう。これこそ直接民主制実現への第一歩です。街宣活動もなくしYouTube等の動画配信や政見放送だけにする。そうすれば、どんなに選挙費用が掛からなくて済む事か。騒音公害や暴漢に襲わたりヤジられて不愉快な思いをする事もなくなる。こんな簡単な事すら実現できなくて、米帝の植民地支配からの独立なんて出きっこないと思われませんか。政治家なんてAIでもエーワイと思いませんか。弁舌爽やかで格好良くデマゴーグばかりとばし、騙しと嘘吐きのプロになったところで、ドウシヨウモナイと思われませんか。こんな事してるから、税金を私物化されたり、それに麻痺して戦争法や共謀罪を認めさせてもノープロブレムで、最後は戦争されて命を奪われオシマイ。何か、山本太郎みたいな物言いになりましたが、彼も抗い藻掻いてるんでしょうかね。私は軽過ぎる彼より、郷原信郎の方に惹かれますが。ま、そんなのドウデモいい事で、政治家を余り祭り上げる様な風潮から、もう卒業しましょう。政治家が権力者と見做されてるのは、国民から税金を簒奪し私物化している証左です。ふんぞり返ってるおエライさん程、私腹を肥やしている。本物の政治家と言うのは、エラぶらず平身低頭、何時も額に汗して動き回っている。ここ数日間、東京21区という完全アウェイで悪戦苦闘している、天木さんの様なオジさんの事を云うのだと思うのですが、皆さん、如何でしょうか。

  4. 安倍首相は戦後レジームの脱却と声を大にしていますが、日本の主権を米国から取り戻すことに熱意があるということでしょうね。日本中を米軍が闊歩する国で

    は未だに独立できていません。日米同盟の見直しこそ、日本の主権を取り戻す戦後レジームの脱却です。まずは辺野古を取り止めることです。

  5. 日本のこの選挙、世界は日本人の政治と主権国としての成熟度をみていました。

    新党憲法9条以外は、主権国としての意地を持ち合わせないと判断される状況で、アジアを不安定化させる国がいろいろ

    仕掛けています。

    あるメディアの政治記者が、選挙前に安倍首相と米国の話しあい、北朝鮮問題を煽る意味と武力行使の有無について何気なく述べていたのですが、

    中東やアジアにとって歓迎すべきことではありません。しかもその話しの通りの動きが米国にはあります。

    確実に泥船に乗せられることになる日本。

    それに反して、フィリピンの大統領は、本人も言っているが、悪い言葉を私は使うが、強い印象を与えないと真実を見逃してしまうからです。よい言葉は知っています。

    南シナ海問題は、急いで解決する問題ではないし、お互いの協力で、共同開発も可能なのです。これからは海賊対策です。いつも日本が南シナ海問題を取り上げ、米国が、航行の自由作戦と称するものに対する反論に思われます。

    2,3日前には、米国に出ていってもらいたいし、私が死んだら、CIAに殺されたと思ってください。これはASEAN加盟の大使もいた前での発言です。
    経済では小国かもしれないが、国のプライドを感じます。

    天木様の歴史を動かすという言葉はきっと真実になります。私は確信しています。

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