かねてから疑問に思っていたが、つい書きそびれた事がある。
それは東京新聞という新聞社の不可思議さだ。
鋭い追及を続ける東京新聞の望月衣塑子記者に対し、菅官房長官が東京新聞に書面で抗議したのは9月1日だった。
報じられたその抗議文の内容は次のようなものだ。
「未確定な事実や単なる推測に基づく質疑応答がなされ、国民に誤解を生じさせるような事態は断じて許容できない」
驚くべき言論弾圧、封殺だ。
しかし、これに対する大手メディア反発は皆無だ。
大手メディアがまともならスクラムを組んで安倍政権に抗議するところなのにその動きはまったくない。
それはまだわかる。
大手メディアは安倍政権に屈服しているからだ。
私が疑問に思うのは、私の見落としかもしれないが、抗議文を突きつけられた東京新聞に抗議したという形跡がまるでない事だ。
東京新聞は自らの社員である望月衣塑子記者を守ろうとしないのだろうかか。
それとも記者の言動は自由だと放任しているのか。
そう言えば東京新聞には長谷川幸洋という論説副主幹がいまも現役で活動を続けており、安倍政権擁護をしまくっている。
望月記者とは場逆の立場だ。
いや、日頃安倍政権に批判的な東京新聞の社論とは場逆の立場を垂れ流している。
しかし東京新聞が長谷川論説副主幹をたしなめる形跡はまるでない。
東京新聞は不可思議な新聞社である(了)
東京新聞も赤旗とは違って営利企業だし、言論の自由(=記者の思想の自由)の尊重という、立場もあるのでしょう。
ま、よろしいんじゃないでしょうか、読売やサンケイとは違って言論の自由が担保されているのは、よろしいかと。
今、政権を揺さ振る人物として、東京新聞の望月衣塑子と今治の黒川敦彦の2名くらいかな。国民が付いて行かないけど。