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北朝鮮問題で安倍首相がプーチン大統領を説得できない理由

 きょう9月10日の産経新聞に注目すべき記事を見つけた。

 すなわち、前国連大使の吉川元偉氏が「北朝鮮危機 私はこうみる」という連載の中で、「露は経済的利益のために振る舞う」と題して、要旨次のように語っている。

 北朝鮮への制裁強化に対するロシアの反対姿勢は、私が国連大使だったころ、ときに中国より強いと思ったことがあったと。

 米中はじめ各国が合意しているにもかかわらず、安保理決議案の採択を理由をつけて遅らせることがあったと。

 その背景には、国連安保理におけるポリティクス(政治)とロシアの経済的利益の確保があるとみていると。

 つまりロシアは北朝鮮のためというよりも、ロシアの政治的発言権維持と経済的利益のために振る舞っていたというのだ。

 吉川元偉氏は私より5年後輩だ。

 その外交姿勢は私のそれとはことごとく対立するものだったが、優秀な外務官僚だった。

 その吉川氏が国連大使として現場で見て来てこう言ってるのだから間違いない。

 そうであれば、安倍首相がプーチン大統領を説得できるなどあり得ないことだ。

 北朝鮮への制裁強化に対する安倍首相の要請に応じるはずがなく、プーチン大統領の時に北方領土が日本に返って来る事はない。

 それを知っていながら、吉川氏もその他の外務省幹部も、安倍首相を忖度して安倍外交を演出してきたのだ。

 シンゾー、ウラジミールの信頼関係など嘘っぱちだ。

 そしてロシア外交だけではない。

 すべての安倍外交がこうだ。

 安倍外交が行き詰まるのも無理はない(了)

 

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