きょう8月18日の各紙が一面トップで今度の日米外務・防衛担当閣僚会合の結果を報じている。
それもそのはずである。
メディは皆知っているのだ。
今度の会合は、日本の戦後の外交・安全保障政策の歴史的転換を意味する極めて重要な会合であることを。
これまでの政策は、いわゆる盾と矛だった。
つまり、攻撃は米国に任せ、日本は日本の守りに専念するという役割分担だ。
憲法9条を持つ日本のギリギリの選択だ。
しかし、今度の合意は、日本も米国と一緒にミサイル戦争を行う体制を強化するという合意である。
しかも莫大な日本の予算を使って、米国の軍産複合体に我々の血税を差し出す合意だ。
陸上配備型「イージス・アショア」の導入を約束した事がその象徴だ。
こんな馬鹿な合意があるというのか。
赤字、赤字と騒いで財政再建の重要を強調し、増税や、社会保険・医療保険の負担増で日本国民を生活困窮に追い込んでおきながら、その財源を米国の戦争に差し出して浪費する。
我々は、戦争で死ぬ前に、生活苦で死ねと言われているようなものだ。
しかし、あきらめるにはまだ早い。
少なくとも我々はまだ憲法9条を握っている。
憲法9条を手放してはいない。
新党憲法9条をこの国の政治に登場させて、憲法9条こそ日米同盟の上に立つ日本の国是だ、ということを国民に気づかせて見せる。
国民はいまこそその怒りをぶつけるのだ。
いまこそ新党憲法9条に望みを託すのだ(了)
河野太郎も小野寺同様、米帝のお先棒を担ぐだけのメッセンジャー。河野なんて、中国から北朝鮮への強い働き掛けをするように要望すると、全く何処に顔を向けて外相としてのノルマを果たそうとしているのか、理解に苦しむばかりだ。小野寺の弱腰は周知の事として、河野には、僅かだがトランプの北朝鮮への煽り行為を、諫言する位のパフォーマンスを期待していたのだが、期待した私がバカだった。こうまで2人雁首揃えて、トランプ政権の北朝鮮潰し政策へ恭順の意を神妙に表明させられるとは。これで、中国へは、今後一段と米日の北朝鮮潰しへ、斜に構えたアンチ姿勢を取らせてしまう事となるだろう。河野には失望させられた。もう、天野さんにYouTubeを通して、トランプへ一発かまして貰うしかありません。
ウォリストリートジャーナルが安倍首相はトランプ大統領の忠実な相棒と評した。まったく2+2の今日の結果と日本側が述べた記者会見の発表を見れば一目瞭然だった。
とくに、日本側が北朝鮮問題に中国が解決に向けてその役割を果たすようにということまで言う必要があるのだろうか。
安倍政権の基となる考え方は、影響を受けている人々のものを読んでみると、一応にアジアでの日本の位置が一国(米国から主権を取り戻すと)では、その存在が小さくなってしまうと。米国と同盟を強化して、核の傘を抑止力にし守ってもらることで、日本のアジアにおける位置が上がり存在感もあるということだと述べている。
アジアでの位置向上のために、その標的・目標は中国にあることは申すまでもないと一応に述べる。これは一般の感覚ではないと思う。そして今ニュースで、南シナ海を念頭に河野外務大臣がフィリッピンとベトナムに各々5億ドルの支援をすると発表した。
こんな日本で国民はよいのだろうか。米国の下請けのためにどんどん憲法をないがしろにする。日本国民がグアムにしている米国の準州を望んでいるとは思えない。
平和な日本が好き、憲法9条は守って行こうというのが、大方の日本人の気持ちではないだろうか。新党憲法9条の考え方こそがアジアの人々が望んいるし、日本の存在が大きくなるのだ。