かねてから疑問に思って来たのだが、なぜメディアも野党も、山口敬之の準強姦罪もみ消し疑惑について、もっと深刻に受け止めないのだろうか。
週刊新潮があそこまで詳しく事件の全貌を報じたと言うのに。
準強姦罪という犯罪は重大犯罪であるというのに。
それを警察庁の幹部がもみ消したというのに。
これほどの行政の歪みはなく、これほどの不正義はないというのに。
これこそが安倍政権を退陣に追い込む最大のスキャンダルに違いない。
そう思っていたら、今日発売の週刊SPA!が「匿名記者座談会」で教えてくれた。
山口敬之の女癖の悪さは、週刊新潮が記事にするずいぶん前から永田町では噂になっていたと。
内調(内閣情報調査室)の職員たちが山口氏が他にも女性関連でトラブルを抱えていないか調べていたと。
なにしろTBSで政治記者をしていたころから、女性記者に声をかけまくっていたと。
匿名記者座談会の記事などあてにならないといえばそれまでだ。
しかし、もしこれが本当なら被害者は他にもいるはずだ。
その気になって調べれば匿名の告発者は次々と出てくるはずだ。
そうなれば山口敬之はとんでもない野郎だということになる。
そんな野郎を自己宣伝に使っていた安倍首相はとんでもない野郎だという事になる。
そんな野郎を「いいね」と弁護した昭恵夫人は女性の敵となる。
何よりも、無罪放免した中村格という刑事部長は懲戒免職ものとなる。
そんな官僚が担当した共謀罪など白紙撤回となる。
一石二鳥どころか一石五鳥、六鳥となる。
なぜメディアも野党も、山口敬之の準強姦疑惑をもっと深刻に受け止めて、大騒ぎしないのか。
加計や森友疑惑どころではない。
世論の関心は山口敬之の犯罪の悪質性に集中し、それを逃がした安倍政権は一気に窮地に追い込まれるだろう。
だからこそ騒がないとすれば、これこそが究極のもみ消しに違いない(了)
6月11日の読売新聞の社説に対して
トランプ氏疑惑「捜査中止指示」の証言は重いと正しいことを書くのに違和感の読売社説というブログを見た。
これほど他国のことには、正論を述べるなら、この山口敬之の問題こそ、読売が捜査中止指示の真相解明して、発表することが、メディアの矜持を保つことになる。
森友、加計問題も、日本のあり方を変えてしまうかもしれない問題を含んでいることをメディアは知らないはずがない。安倍政権がやろうとしていることを黙認して歴史に耐えられるメディアでありつづけられるのだろうか。