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山口記者暴行疑惑に沈黙する野党と大手メディアを疑う

 詩織さんの覚悟の衝撃記者会見から一日たって、きのうの日刊スポーツと日刊ゲンダイが大きく書いた。

 あの夕刊フジまで小さいながらも書いた。

 この事件を最初にスクープ報道し、今回の記者会見をセットした週刊新潮は明日発売の最新号で書くだろう。

 ところが、大手新聞で書いたのは東京新聞ぐらいだ。

 なぜこれほど重大な告発を大手新聞は黙殺するのか。

 それよりさらに不可解なのは野党だ。

 国会で取り上げた気配は全く無い。

 この疑惑は、単なる一記者の暴行疑惑ではない。

 安倍首相を持ち上げる情報操作の役割を担っている御用ジャーナリストだ。

 この疑惑は単なる暴行疑惑ではない。

 限りなく強姦に近い卑劣な行為だ。

 詩織さんが記者会見で語ったところによれば、準強姦罪容疑で逮捕状まで用意して、帰国を待ち構えていた捜査員が、「上からの指示」で逮捕できなかったという事件だ。

 詩織さんは、その上司とは当時の警視庁刑事部長だと聞いているとまで証言している。

 最初にこの疑惑を書いた週刊新潮の先週号は、その部長は政権中枢(つまり安倍首相・菅官房長)に近い中村格組織犯罪対策部長らしいとまで書いている。

 おりから共謀罪が強行採決されようとしている時だ。

 おりから加計疑惑問題が大騒ぎになっている時だ。

 前川前文科省事務次官の告発で、行政が安倍政権の下で不公正、不公平に歪められたと追及されている時だ。

 犯罪捜査や立件までもが歪められていたとしたら、究極の国家犯罪だ。

 しかも暴行という犯罪は、究極の女性差別であり人権侵害だ。

 森友・加計疑惑どころの騒ぎではない。

 安倍内閣は即刻吹っ飛ぶ。

 なぜ野党はこんな重大な疑惑を国会で追及しないのか。

 なぜ野党は詩織さんの国会証人喚問を求めないのか。

 国会で追及されれば全国に知れ渡る。

 全国に知れ渡れば、国民の半数を占める女性を敵に回すことになる。

 私はこの詩織さんの記者会見が、このまま黙殺されて終わるのか、安倍内閣の終焉につながるのか、その進展如何で、日本という国の民主度、文化度がわかると思っている。

 日本と日本国民の正体がわかると思っている(了)

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  1. 日本ではメディアに対し、政府当局者からの直接的、間接的な 圧力 がある。日本の民主主義をさらに強化するためだとして、6つの分野で勧告をする。

    メディアの独立性を強化するため、政府が干渉できないような法律を改正すべきである。民間放送局とNHKを政府が規制できることを問題視している。放送法の一部を見直すこと。

    特定秘密保護法については、安全保障の支障とならない限り、公共の利益にかなう情報を広めた人が処罰されないよう、新たな規定を盛り込むべきだ。

    慰安婦問題などでは、歴史の自由な解釈が行われるよう、政府が教科書の内容などに干渉するのを慎むべきだ。

    また沖縄での抗議活動への圧力に懸念を表明。公共政府への反対表明の表明の自由は侵害されるべきでなく、抗議活動や取材を行えるよう政府に努力を求める。

    国連の人権委員会の特別報告者が、上記の日本での表現の自由についての報告書をまとめ、法律を改正してメディアの独立性を強化すべきだなどと勧告しましたが、

    日本政府は事実の誤認があるなどとして、報告書の内容を見直すように求めています。

    これについて産経ニュースは内容を示さず、官房副長官の政府の立場が十分に反映されていないとして、極めて残念だとのコメントを載せています。

    勧告は日本国憲法の精神がきちんと守られているなら、起こりえないことです。そして検察審査会に持ちこなければならない決断をした女性の勇気に報いる政権運営をすべきです。大手メディアも弱いものの立場にたっていくべきです。そしてこの勧告を守るように働きかけすべきです。

    国連の勧告を大きく取り上げるべきです。そうすることが、放送法4条にふれると政府がいうのでしょうか。(勧告の内容は日本経済新聞とNHKのニュースより)

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