新党憲法9条

憲法9条それは希望

サミットの後にマルタに外遊する安倍首相

 きょう5月13日の日経新聞が一段の小さな記事で報じている。

 安倍首相は主要7か国(G7)首脳会議(サミット)に出席するために26-27日にイタリアを訪問した後、地中海の島国マルタを訪れる見通しとなったと。

 日本の首相のマルタ訪問ははじめてだと。

 日英同盟に基づいて第一次大戦に参戦し、英領だったマルタ島近海の防衛を担った旧日本海軍の駆逐艦が魚雷攻撃を受けた際に戦死した約60人らがねむる墓地を慰霊すると。

 今年は戦死した1917年から100年目にあたることから、かねてから首相は訪問を検討していたと。

 もはや何も書くことはない。

 理由はなんとでもつけられるが、文字通り個人的嗜好による「外遊」だ。

 およそマルタ国との外交とは無関係だ。

 よほど国内政治が平穏なのか。

 よほどこの国の首相は暇があるのか。

 そんなはずはない。

 こんな外遊を国会で誰も問題にせず、こんな記事が当たり前のようにメディに報じられる、その今の政治状況に、ただ呆れるばかりである(了)

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  1. 日本の報道と海外メディアの報道との違いが最近目立っています。安倍首相の歴史を真摯に受け止めないことを背景にして各国が日本不信になっています。米国国民がトランプ大統領を選択した世界の動きに合わせて、地球で再び武力衝突が起きないように各国は苦心した外交努力をしています。

    例えば、ASEAN議長国であり、米国との同盟を結んでいるフィリッピンは、米国との軍事演習の規模も小さくし、災害救助を主に、最小限のテロ撲滅の訓練に留めています。

    日本では、本来は合意されている危険で民家が密集している嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を行わないことが、4月24日に行なわていました。住民にとっては深刻な脅威で、嘉手納町議会で、講義決議案と意見書案を全会一致で可決しました。稲田大臣は大変遺憾と。

    日本と米国の同盟国のあり方でこれでよいのでしょうか。そしてこれも沖縄の新聞には掲載されているのかと思うのですが、海外メディアで報じられているものでした。

    安倍首相には、日本国民を守る重要な役割といいながら、北朝鮮問題を煽り、また海外からも疑問符が付けられている同盟国に対する米国の姿勢について、解決すべきことがらがいっぱいです。外遊している場合ではないのに、普通の国なら大問題のこのことを問題視しない不思議な国日本ですね。

    韓国の文大統領との首脳電話会談、韓国の聯合ニュースと日本のメディアの発表のとらえどころの違いも多々あります。相手の言い分も報道しないと戦前のようになってしまいます。

    新党憲法9条が日本に誕生することは、日本と時代の必然です。

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