きょうの一部の新聞が小さく報じている。
人類初めての核実験を米国が行った日から75年目に当たる昨日7月16日、トランプ大統領は次のような声明を出したと。
「核兵器は米国の安全保障を引き受け続けるとともに、国防の支えでもある」と。
「(原爆の開発は)第二次大戦の終結に貢献し、世界の安定、科学の発展、経済的繁栄といった未曽有の時代を切り開いた」と。
これを要するに、原爆をつくり、それを日本に落としたのは正しかったと言っているのだ。
これまでの米国の大統領の中で、原爆を日本に落としたことをここまで称賛する大統領を私は知らない。
ついにトランプ大統領がそれをやってしまったのだ。
しかし、いくらトランプ大統領だからといっても、この発言だけは見逃してはいけない。
メディアはこのトランプ大統領の発言をもっと大きく報道すべきだ。
日本政府が抗議のひとつも発しないようでは、日本の反核運動はもはや完全に終わる。
たとえトランプ大統領を怒らせることになっても、たとえトランプ大統領には通じなくても、少なくとも日本政府はトランプ大統領に抗議しなければいけない。
抗議したという実績を残さなければいけない。
野党は安倍首相に対して、トランプ大統領に何らかの形で抗議するよう求めるべきだ。
はたしてこのトランプ大統領の声明に対し、日本の政党、政治家世論が、どこまで強い拒否感を表明するだろうか。
それほど深刻なトランプ大統領の核容認声明である(了)
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