ビーガン米国務副長官の訪日を報じる日本のメディアは、コロナ騒ぎの中でいかに感染予防に配慮したかという事ばかりを書き立てている。
まともな情報を入手できないから、そんな事しか書くことがないのだ。
しかし、官邸や外務省から情報を貰えなくても、外から流れて来る公開情報を見れば何が行われているかは手の取るようにわかる。
ビーガン米国務副長官だけではなく、ついにポンぺオ国務長官までが9日の外国人記者団との電話会見でこう言い始めたという。
「朝鮮半島の平和と安定の実現をめぐり、実質的な対話ができるように取り組みを続けていく」と(読売ワシントン発横堀)
それはそうだろう。
トランプ大統領自身が「(北朝鮮の非核化進展に)役立つと判断すれば会談する」と語ったと報じられているからだ(産経ワシントン発黒瀬、ソウル発桜井)
これに呼応するかのように金与正氏が10日、談話を発表してこう語ったという。
「米国の立場の決定的な変化がない限り、首脳会談は不要だ」と。
そう言った後ですかさず、「両首脳の判断と決心」次第では首脳会談もあり得るという認識を示したと(読売ソウル発岡部)
これを要するに、激しいラブコールの交換が始まったのだ。
そしてその世紀の恋愛が成就するかしないかは、すべてトランプ大統領の決断次第だということだ。
ボルトンがいなくなった今となってはトランプ大統領の取り引き(ディール)の出番だ。
そして大統領選を控えてどんどんと立場が苦しくなりつつあるトランプ大統領はますます取り引きが必要になってきている。
2年半に及ぶ米朝首脳会談の大騒ぎが、4回目の首脳会談で劇的な米朝合意で終わる、そう私は期待する(了)
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