ここまでやるか。
そう思わせるほどあきれ果てる大スクープを、きょう6月4日の読売新聞が一面トップで掲載した。
すなわち、政府と東京五輪大会組織委員会は、開催方式を簡素化してでも、来年夏の東京五輪開催を断行することを検討し始めたというのだ。
この方針転換が安倍首相の意向であることは明らかだ。
安倍首相は東京五輪の完全な形での開催にこだわって来た。
そしてバッハ会長との電話会談でそれを明言し、東京五輪開催の来年夏への1年延期でバッハ会長と3月末に合意した。
その時森喜朗元首相(東京五輪組織委員会会長)は、1年ではコロナ感染は収まっていないおそれがある、どうせ延期するなら2年にした方が安全ではないかと助言したが、安倍首相は1年でいいときっぱり言った、それを見た森氏は、安倍首相は「賭けに出たな」と思ったなどとメディアにバラシタ。
ところが、その後の状況はますます1年後の東京開催を困難にしている。
そしてついに5月29日発売の週刊フライデー(6月12日号)が、極秘情報を入手して、すでに世界では東京開催は中止する事で決定済みだとすっぱ抜いた。
これを要するに、安倍首相はやはくも賭けに負けたのだ。
ところが、賭けに負けても、安倍首相は負けを認めないのだ。
何としてでも東京五輪開催を自分の手でやりたいのだ。
だから前言をあっさり翻して、無観客であろうが、式典を縮小しようが、アスリートの都合がどうであろうが、何でもありで東京五輪をやるつもりなのだ。
最近の安倍首相は、生き残りのためには前言を翻して何でもするが、つにに東京五輪でさえも完全実施から簡素化に180度転換したのだ。
そこまでして東京五輪にこだわるのは、もはや東京五輪しか花道がない安倍首相の断末魔だ。
そうであるならば、国民は簡素化するくらいなら東京五輪は止めた方がいいと教えてやるべきだ。
コロナウィルス退治を優先し、一日も早く日常活動を正常化することが先決だ、東京五輪を開催する余裕などないと声をあげるべきだ。
東京五輪開催を阻止し、いますぐ安倍首相を安楽死させてあげた方が安倍首相のためでもある(了)
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